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認知症診断のブルース・ウィリスが68歳に 誕生日に介護担う妻が泣きはらした目で吐露「毎日悲しく悲嘆に暮れるときも」

誠実に介護する人だからこそ。

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 2022年3月に失語症で俳優を引退し、2023年2月に前頭側頭型認知症と診断がついたことを家族が発表したブルース・ウィリス。診断後初めての誕生日となる3月19日を迎え、日々介護を担う妻で俳優のエマ・ヘミング・ウィリスが泣きはらした目で気持ちを語りました。


真剣に介護する人だからこそ感じる気持ち(画像はエマ・ヘミング・ウィリスのInstagramから)

 エマは自身のInstagramへ投稿した動画の中へ、「今朝はまず泣くことからスタートしました。腫れぼったい目と鼻水が出てるのを見てお分かりだと思いますが」とありのままの姿で登場。そして「ただ、あらゆる側面を見ていただくことは重要だと思うのです」と動画を投稿した意図を述べました。

 続けて、エマが現在おかれている状況について、「あなたはとても強い」「いったいどうやっているんだろう」というように声を掛けられることに「私には選択肢がないだけ」と吐露し、「この中で子どもも2人育てています」と決して自身が強く特別な存在だから日々をやりぬいているわけではなことを説明しました。

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 そして「毎日毎日、悲しみを感じ悲嘆に暮れるときがある」とし「夫の誕生日である今日は強くそれを感じています」と正直に明かしたエマ。誕生日にこのような動画を投稿するとは「ナイフを心に突き刺すようなもの」だとし、自分でもどうしてこんなことをするのかわからないとしたものの、これは自分自身だけではなくファンのためでもあると告白。「あなたたちがどれだけ夫のことが好きか知っているから」とあふれそうになる涙をこらえた彼女は、「私にとっては大切なことなんです。ありがとう」と謝辞を述べ動画を締めくくりました。

 またエマはその後、発症前の夫との幸せな日々や、幼い子どもたちと一緒に過ごしてきた動画を投稿。「彼は純粋な愛。とても愛されているし、私はいつも彼を愛しています。お誕生日おめでとう、愛しい人」とコメントを添え、介護に明け暮れる日々のつらさには常に愛も寄り添っていることをのぞかせました。


幼い娘たちとの姿はじんとくる(画像はエマ・ヘミング・ウィリスのInstagramから)

 ブルースが診断された前頭側頭型認知症は、日常生活において感情や問題行動の制御が難しくなるといった症状が見られ、いまだ治療法は発見されていない病気。当初発表された失語症などによる「コミュニケーションの困難さは、ブルースの直面する症状の1つにすぎない」と発表した家族は、しかしそれでも「やっとはっきりと診断がついたことにほっとしています」と安どする側面も見せています。

 エマはブルースの前妻デミ・ムーアや、その子どもたちとも良好な関係を築き、ブルースの介護に際しても1つの家族として一致団結して立ち向かう姿勢を示してきました。しかし介護に最も正面から向き合う立場として、感じる苦悩を率直にSNSなどで発信しており、診断を発表したのちパパラッチに追われることでどれだけ外出が困難になるか、理解も求めています。

 今回のエマの動画には、「泣くことを恐れないで」「悲しみと喜びは、同時に起こりうる感情です。それぞれの感情を表に出すことで、一方の感情がもう一方を圧倒しているように見えるときもそれを和らげることができるんです」などと、エマが自身の感情を率直に表現することがよいことであると肯定する声が並びました。また、「あなたの愛と涙を分かち合ってくれてありがとう」「あなたに神のご加護がありますように」「お誕生日おめでとう、ブルース」と、エマへ励ましや共感の言葉を贈り、ブルース68歳の誕生日を祝うコメントも多数寄せられています。

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