ニュース

監督・竹下良平×脚本・屋久ユウキのオリジナルアニメ「夜のクラゲは泳げない」2024年放送 制作は動画工房

キャラクター原案は、イラストレーターのpopman3580さん。キャラクターデザインは「魔法少女まどか☆マギカ」で総作画監督を務めた谷口淳一郎さん。

advertisement

 監督・竹下良平(「エロマンガ先生」監督)×脚本・屋久ユウキ(『弱キャラ友崎くん』原作)による、完全オリジナルアニメーション「夜のクラゲは泳げない」が、2024年にテレビ放送されることが決定。あわせて、ティーザーPV&ビジュアルが解禁されました。


2024年公開の「夜のクラゲは泳げない」ティーザービジュアル

 アニメーション制作を手掛けるのは、創立50周年を迎えた動画工房。キャラクター原案は、イラストレーターのpopman3580さん、キャラクターデザインは「魔法少女まどか☆マギカ」で総作画監督を務めた谷口淳一郎さんが担当します。

 ストーリーの詳細は明かされておらず、「“自分の好きを見つけたい”」「アイデンティティに溢れる街、渋谷。夜の渋谷を、プカプカと漂っては何者にもなれずにいる少女は、ひとつの特別な出会いをきっかけに変わり始める」と、渋谷を舞台にした少女たちの青春群像劇となることが発表されています。

advertisement

 ティーザービジュアルでは、渋谷の街を漂う少女たちが描かれており、同時公開されたティーザーPVでは作中のせりふも収録。2人の少女の葛藤から作品のテーマが垣間見える映像となっています。

 また、3月25日から26日にかけて開催される「AnimeJapan 2023」では、同作の出展も決定。KING AMUSEMENT CREATIVEブースで、ビジュアルや立体ビジュアルの展示、ノベルティーの無料配布などが行われる他、25日にはブース内ステージで竹下監督、屋久さん登壇のトークイベントも実施されます。

竹下良平監督コメント

友達が多いあいつ、可愛いあの子、お金持ちの彼……日々SNSチェックするたび、他人のキラキラが目に入ってきて「今」の自分と比べて落ち込んでばかりです……

そんな比較の時代に「自分だけの好きを見つけたい!」と願いを込めてこのオリジナル企画がスタートしました。

アニメの主人公達と一緒に「自分だけの好きってなんだろう?」の問いに答えを出すべく、少しずつ練り上げてきた物語です。

たくさんの人の心に届けば良いなと切に願いながら、今日も机に向かいます。

「夜のクラゲは泳げない」

これからもよろしくお願い申し上げます。

屋久ユウキさんコメント

お金よりも承認が求められるいまの時代では、貯金残高よりも「いいね」の数に価値があるらしい。TikTokで大量の現金を見せびらかし、自分がいかに裕福かを語る配信者には煽りのようなコメントばかりがつき、ギャンブルに負け続け、自らの借金を笑いに変える芸人には好意と賞賛のコメントが溢れる。どちらに憧れるか、と問われて前者と答える人はほとんどいないだろうし、僕だってそうだ。

このアニメに出てくる女の子たちは、なりたい自分と周囲の目――「好き」と「承認」の間で苦しんで、創作活動に励みます。いや、ひょっとすると本当の意味で「なりたい自分」を知っている人なんて、ほとんどいないのかもしれません。リアルはなんだか息苦しくて、かといってSNSが自由で幸せなんてことあるわけないと知っている全ての人に送りたい現代劇を、どうぞよろしくお願いします。

(C)JELEE/「夜のクラゲは泳げない」製作委員会

関連キーワード

アニメ | 動画

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】