初の“男子プリキュア”、キュアウィング役の村瀬歩がメッセージ 「誰かの勇気や励みになれるように」
意気込みを語りました。
放送中のプリキュアシリーズ20作目「ひろがるスカイ!プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系)。4月2日放送の第9話で、スカイランドの鳥型の妖精「プニバード族」の12歳の男の子・夕凪ツバサが、3人目のプリキュア・キュアウィングに変身するのに先駆け、ツバサを演じる村瀬歩さんのコメントが発表されました。
「はてしなくひろがる空」と「ヒーロー」をテーマに描かれる同作。平和だった「スカイランド」の幼いプリンセス・エルがアンダーグ帝国に連れ去られるという大事件が発生し、勇敢な少女・ソラはプリンセスを追って別世界である地球のソラシド市へ。ソラはそこで出会った普通の中学生・ましろとともにプリキュアとなり、エルを守るため2つの世界を飛びまわる――というストーリーです。
夕凪ツバサの存在は放送開始を前に開催されたキャストお披露目会見で明らかになり、初の“男子プリキュア”として、同じく初の“成人プリキュア”であるキュアバタフライとともに話題となりました。
―― キュアウィングを演じることが決まったときの感想や意気込みを教えてください。
村瀬 うれしさがあふれました! オーディションを受けさせていただいたときから、プリキュアというシリーズの積み重ねてきた歴史や功績ももちろんですが、何より関わられているプロデューサー、監督、スタッフの皆さん方の「こういう面白いものを作りたいんです!」というまっ直ぐで情熱のこもったまなざしがとても印象に残っておりまして。これは絶対に面白いものになる! 関わりたい! と強く感じたので、オーディションで合格を頂けたことに感激しました。
―― 夕凪ツバサというキャラクターの第一印象を教えてください。
村瀬 けな気でどこか自己犠牲的で、そんな少年が「空を飛ぶ」という一つの夢を諦めず努力を続けている。引っ込み思案な所もありますが、とても性根がまっ直ぐで心優しい少年だなと感じました。そんな彼がソラたちに出会いどう変化していくのか、ぜひ今後の展開も楽しみにしていただけるとうれしいです!
―― 本作で20周年を迎えるプリキュアですが、村瀬様が感じるプリキュアシリーズの魅力・思い出を教えてください。
村瀬 僕がプリキュアシリーズに出会ったのは、47話に王子役として出演させていただいた「Go!プリンセスプリキュア」が初めてでした。当時も嶋村(侑)さんが演じるキュアフローラのひたむきさ、確信を持ったすてきなせりふに心を打たれたのですが、今回オーディションのお話をいただいた際にあらためて1話から最後まで見させていただいて、よりプリキュアの世界の魅力に触れることができました。
僕ら役者も「夢」ってなんだろう、という疑問にはぶつかるものです。「声優」として声を担当させていただけることにうれしさや達成感はあっても、自分が何を目指しているのか、何を夢に頑張れるのかを悩み考えることもあるもので、ある意味その答えに具体的な結論は生まれづらいものだと僕自身は感じています。その中で、キュアフローラの「これは違う!」のシーンの一言と説得力。日々の努力により、自身の価値観が開花したことによる(と僕は視聴者として思っています)せりふには、はるかとしての成長が役者としての僕自身にとても刺さりました。
努力をし続けなければ、そのせりふが言えるはるかはきっといなかったのではないかと。はるかのあのせりふに僕はとても勇気をもらいました。年齢やライフステージにかかわらず、誰が見ても楽しめて、特に大人は考えさせられる。そんな物語性や熱量がとてもすてきだと感じています!
―― 視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
村瀬 僕にとってのキュアフローラのように、皆さんにとっても自分の背中を押してくれたり、自分を支えてくれたり、自分を励ましてくれるプリキュアが必ずいるはずです。そんなすてきなプリキュアの一人として、責任感と誇りを持ちながら。願わくはキュアウィングが誰かの勇気や励みになれるように、日々楽しみながら励んでおります。ぜひ今後とも「ひろがるスカイ!プリキュア」の応援よろしくお願いします!
(C)ABC-A・東映アニメーション
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