長毛の子猫を保護したら、短毛の先住猫たちが「お前は猫か？」と警戒してしまい……　緊張の初対面シーンに注目集まる

　ライオンみたいな子猫を保護した動画がYouTubeチャンネル「ねこまるけ / Full of cats」に投稿されました。動画は記事執筆時点で再生数72万回を超え、「めっちゃかわいいもふもふちゃん」「お返事してていい子」などコメントが集まっています。

　保護猫活動やTNR（※）地域猫活動を行いながら、現在11匹の保護猫と数匹の地域猫たちに囲まれて暮らしている投稿主さん。お正月休みが明けたころ、投稿主さん夫妻（動画では父ちゃん、母ちゃん）のもとに子猫がやってきました。

※TNRは、Trap（トラップ）・Neuter（ニューター）・Return（リターン）の略。野良猫を一時保護して避妊手術を行い、元いた場所に戻す活動で、繁殖を予防し、野良猫や殺処分を少しずつ減らしていくことが目的

　保護用のネットから出てきたのは、もふもふな毛並みがかわいらしい長毛の子猫。近所の地域猫が利用する餌やり場の周辺をウロウロしているところを保護されたそうですが、その餌やり場はTNRが進んでいる地区で子猫がいるのは珍しく、おそらく捨てられたのではないかとのこと。子猫は痩せている上に猫風邪をひいており、下痢と目ヤニと鼻水が出ていました。

　母ちゃんが話しかけると、人慣れしているのか「ん～」と甘えた声で返す子猫。こんなに甘えん坊な子がガリガリに痩せた状態で、寒空の下をひとりでさまよっていたのかと思うと胸が痛みます。翌日、夫妻は猫風邪の注射と下痢止めの薬などをもらうため、子猫を連れていつもお世話になっている動物病院へ。ウイルス検査は陰性とのことでした。

　子猫は生後3カ月くらいの男の子。最初はケージの隅っこにいてごはんをあまり食べませんでしたが、次第に食欲がでてきて元気いっぱいに！　ごはんをおかわりしたり、「うまうま」と言いながらおいしそうに食べたりしてくれるようになりました。ふわふわな毛並みと「もっと食べたいにゃ！」と言わんばかりの力強い鳴き声が、まさにライオンの子どものようです！　子猫は、毛がボーボーということで「ボーちゃん」という仮の愛称を付けてもらいました。

　その後、猫風邪が完治し、すっかり元気になったボーちゃん。目ヤニがおさまったことでおめめがくりくりになり、ふわふわだった毛がさらにもふもふになりました。体調がよくなったので、いよいよ先住猫さんたちと対面することになりますが、その前にお風呂へ入ることに。新入り子猫の面倒見ナンバーワンの「くまごろう」くんに見守られながら、体をきれいにしていきます。

　ボーちゃんのドライヤーが終わるを待ち、「父ちゃんこっちこっち～」とるんるんで誘導するくまごろうくん。そして同じく生後3カ月くらいの子猫「なつお」くんもやってきて、ケージ越しにボーちゃんと対面しますが……もふもふなボーちゃんの姿に、「お前は猫だよにゃ……？」と疑わしそうな反応をする2匹。長毛の猫を見るのは初めてのようで、少し戸惑ってしまったみたいです。

　最初は緊張していましたが、その後なつおくんとボーちゃんはすぐに仲良くなり、毎日プロレスごっこをして兄弟のように遊んでいたとのこと。また、ふたりはそれぞれ里親さんが決まり、新しいお家へ行くことが決まっているそうです。

　子猫との出会いや、先住猫さんとの対面シーンには「サラッと当たり前の様に保護してあげる父ちゃん、母ちゃんには本当頭が下がります」「むにゃむにゃ言いながらご飯食べる姿めちゃくちゃ可愛い」「本当にライオンの子どもみたい」「子猫好きの、くまごろうくん＆よしおくんも、お家に長毛の子がいないからか、戸惑ってて可愛い」などの反響が寄せられています。

　ボーちゃんとなつおくんが仲良く遊ぶ姿や先住猫さんたちの日常、投稿主さん夫妻の保護猫活動の様子は、YouTubeチャンネル「ねこまるけ / Full of cats」とInstagramアカウント（@nekomaruke280）で見られます。

画像提供：YouTubeチャンネル「ねこまるけ / Full of cats」

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