活動25周年の浜崎あゆみ、デビュー時の悪戦苦闘を松浦勝人「今だったらアウト」 ヒット曲連発の“ライバル”の存在も「売れなきゃ会社辞めるって」(1/2 ページ)
デビュー当時を回顧。
エイベックス代表取締役会長の松浦勝人さんが4月19日に自身のYouTubeチャンネルを更新。浜崎あゆみさんデビュー25周年ライブの舞台裏の様子を公開しました。
浜崎さんはデビュー記念日である4月8日に25周年ライブを開催。動画は会場へ向かう車内の映像から始まり、松浦さんは「めっちゃ力入れてたからね」「今じゃできないよ」とプロデューサーとして尽力していた当時を振り返りながら、“歌手活動が25年続くとデビュー時点では想像していなかった”と感慨深げに語っています。
エイベックスは1998年10月に株式の店頭公開を控えていたため、何としても浜崎さんを歌手として“ブレイク”させなければならなかったといいます。松浦さんによると「グループは比較的売りやすい」そうですが、「出逢った頃のように」「Time goes by」などのヒットを次々飛ばしていた音楽ユニット「Every Little Thing」に続く人気アーティストとして浜崎さんをソロデビューさせるとなったとき、「うわ、これは難しそうだな」「ソロかよ……」と苦悩したことを明かしていました。
松浦さんは当時の戦略の一例として、浜崎さんに“かわいいアイドル歌手”のイメージが付くのを回避するため、デビューシングル「poker fece」のジャケットは、あえて顔が分かりにくいデザインにしたと説明。
「もろアイドルでモー娘。がいたからさ」と、同時期に「モーニングコーヒー」や「サマーナイトタウン」で注目されていたアイドルグループ「モーニング娘。」の存在を意識していたと振り返っています。
浜崎さんの売り出し時期は、人気アーティストとして育てるべくとにかく全身全霊だったといい、「売れなきゃ絶対ダメみたいな」「もう当時、ELTより売れなきゃ会社辞めるって(あゆが)言ってたし」「俺も売れなきゃ辞める(って自分に言い聞かせてた)」とどんどん自他ともに追い込んでいったとのこと。
必死なあまりに会議で激怒したことなども明かし、「めちゃくちゃだったよ」「そのときのイメージでクソ怖いんじゃない?」「今だったら確実にアウトですね」と苦笑。ヒットの条件だったタイアップを取るため、奔走するなど初期楽曲への仕込みにも触れつつ、「絶対売れないって言われたからね」「周り全部に散々言われた」と、友人にまで見込みがないと断言されるほどの苦境だったことを再度繰り返しました。
車が会場へ到着し開演時間が迫る中、松浦さんはステージへ向かう浜崎さんを激励。動画には25周年ライブの様子も映っており、松浦さんはライブ後に「良かったんじゃないかな」「いきなりオープニングから上がったよね」と感想を語り、これまで浜崎さんの歌手活動を支えてくれたファンに向けて感謝のメッセージを送りました。
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