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社会科のテストでChatGPTを利用したテストが登場 逆手にとった使い方に「実用的な出題方法」の声(1/2 ページ)

新たな手法にびっくり。

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 「その使い方は思い付かなかったわ!」と思わずうなってしまうようなツイートを、イラストとともにご紹介する企画「その視点はなかった」。今回は、ChatGPTを使った意外なテストの内容についてです。

その視点はなかった そ、その手があったかー!!(イラスト:逆襲

「これはChatGPTで出力した江戸末期の説明文です」

先日のテストで社会科の問題に『これはChatgptで出力した江戸末期の説明文です。この文章で間違っている部分を見つけ、修正しなさい』って問題が出てきて、それっぽく出力された若干おかしい所のある文章が出題されてびっくりした
そういう教育への活用術があるのか…と脱帽 カンニングだけじゃない…

(常盤仙渓さんのツイートより)

 昨今あちこちで話題になっている対話型AI、ChatGPT。一見高性能な対話ができるかと思いきや、専門的なこととなるとデータが不十分ということもあり、質問をしてもあやふやな答えを返したり、間違えた説明をそれっぽく出力したり……と、良い面悪い面両方が取り沙汰されています。そんなあやあふやさを逆手にとったテストが出題されたとツイートしたのは、普段は同人作家として活躍しているという高校生の常盤仙渓(@ibarakihyakuri)さん。ある日のこと、社会科のテストでChatGPTに出力させた江戸時代の説明文から間違っている部分を見つけて修正しろ、という問題が出てきて思わず脱帽したと語っています。

 返信欄には「実用的な出題方法ですね」「内容の理解度が求められるから、この形式はむしろ拡大してほしい」といった意見のほか、「ChatGPTはめちゃくちゃな記述が多いので、様々なテスト問題に使えそうですね」といった声も。

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 「問題を解く側としては、しっかりとした読解力や知識力が必要になるなと感じた」と語る常磐さん。いくつかの短文から間違いを選ぶいつもの形式ではなく、長文読解の問題でChatGPTを使うことでパッと見ではどこが指摘すべき箇所か分からなかったとも語っています。AIに答えを求めるだけではなく、あえて間違いを出力させることで活用したという今回の例。テストだけでなく、よりひろい分野で“あやふやさ”が活用されるようになっていくのかもしれません。

人気の【その視点はなかった】

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