「ビバヒル」俳優、息子たちに“女の子の服を強要するひどい父親”批判へ回答　「もっとよい社会にしよう」と呼びかけ（1/2 ページ）

　90年代の人気ドラマシリーズ「ビバリーヒルズ高校／青春白書」のデヴィッド・シルバー役で知られる米俳優ブライアン・オースティン・グリーンが6月15日（現地時間）、自身を“ひどい父親”であると糾弾するSNSのコメントにInstagramストーリーズで回答。先だって前妻ミーガン・フォックスとの間に授かった3人の息子に「女の子の服を着るよう強要している」と告発されており、両者とも否認するコメントを出しています。

　6月9日、共和党の政治家ロビー・スターバックがTwitterで、ミーガンらと同じ居住エリアに住んでいた5年前に当時5歳と4歳だった長男と次男が「女の子の服を着るよう強要されている」とベビーシッターに訴えていたと告発。これを受けてミーガンはSNSで「自分の政治キャンペーンのために私の子どものジェンダーアイデンティティーを利用している」と自分の宣伝に子どもを利用するための告発だと強く非難しました。

　さらにブライアンも米TMZ紙へ「こんな話が真実なのかどうか、確認できる人物はこの世に数人しかいません。そして僕は、この話は絶対に、明らかな間違いだと言えます」と事実とは違う旨をコメントしています。

　2021年に離婚が成立しているブライアンとミーガンは別居しながら現在10歳、9歳、6歳の息子を共同養育。息子たちは全員髪を長く伸ばしており、チュールの付いたドレスを着たところを目撃されたり、女児用の服や水着に身を包んでいる写真がブライアンのInstagramに投稿されたりしています。

　今回の出来事があってから、ブライアンのInstagramへ投稿された息子たちの写真へはブライアンとミーガンを批判するコメントが寄せられるようになりました。「意識高い系の親を見てると気分が悪い。子どもに自分のアイデンティティーを失わせてる」「世界はもう十分残酷なんだからこうやって子どもたちをわざわざ混乱させなくてもいいでしょう」「かわいい娘さんたちですね。思春期になったら大変なことになるよ」など、両親が息子たちに女の子の服を着るよう強要していると信じる人たちから“ひどい親”であるというようなコメントが書き込まれています。

　しばらく静観していたブライアンはこれを受け、あらためてInstagramのストーリーズへテキスト画像を投稿。「こういう人たちは心を失ってる。なぜ一度も会ったことない人をこんな風に攻撃することが道徳的に問題ないと思えるのか、とてもおかしいことだ」と実情を知らないにもかかわらず批判コメントをする人たちへ倫理的な疑問を問いかけました。さらにブライアンは、「もっとよい社会にしよう。僕たちはこの先の世代に対してその責任がある」と親として、大人として未来の子どもたちへよりよい社会を与えようと呼びかけました。

　ブライアンのSNSには「あなたはすばらしい父親だよ」「息子さんたち、とってもゴージャス」「批判する人たちの声は聞かないで」など、ブライアンの父親としての姿勢を賛美する声も寄せられています。