市川團十郎、“助六”初披露した10歳息子の姿に小林麻央さん思い出す 亡妻が生前残した言葉に「見て欲しかった……本当に」(1/2 ページ)
泣いてしまう……。
歌舞伎俳優の市川團十郎白猿さんが6月19日にInstagramを更新。10歳の長男・市川新之助さんが「助六」を初めて演じる姿を見て、亡くなった妻・小林麻央さんの言葉を思い出したことを伝えています。
團十郎さんは小林さんと2010年3月に結婚し、2011年7月に第1子長女の麗禾(現・四代目市川ぼたん)さんが、2013年3月には第2子長男の勸玄(現・八代目市川新之助)さんが誕生。小林さんは闘病の末、2017年6月に乳がんで亡くなりました。
新之助さんは6月18日に東京都内で行われた「成田屋のつどい-十三代目市川團十郎白猿 八代目市川新之助襲名記念-」で、「助六由縁江戸桜」の出端(登場場面のこと)を初披露。團十郎さんは同じ舞台上で後見(演者を見守り助ける役)を務めています。
團十郎さんは翌19日にInstagramを更新。訪れたファンへの感謝をつづりながら、生前の小林さんが「カンカン(新之助さんの本名・勸玄くんのこと)の助六をいつか見たい」「カンカンの助六する日が来たら泣いてしまいそうね」と語っていたことをふと思い出したと告白しました。
「見て欲しかった、、本当に、、」「見て欲しかった、、麻央にも父にも、、」「空の上から見ているとは思うけれど 見て欲しかった」と、團十郎さんは切ない胸中を吐露。團十郎さんの父・12代目市川團十郎さんも2013年に死去しており、亡くなった家族2人に息子の成長を見せたかったという歯がゆい思いをつづっています。
また、多くの人の前で人気演目「助六」の出端を披露した息子に「伝統を早くから受け継ぐという事は、本当に大変な事」「倅自身も何かを感じ 苦しい稽古もありますが 楽しかったようで、何よりです」とコメント。11歳の長女・ぼたんさんも立派な弟の姿を見て涙ぐんでおり、團十郎さんの妹である市川翠扇さん(ぼたんさんにとっては叔母)に将来の自分を重ねているようにも見えたようです。
イベント内のトークショーでは、親子3人で壇上に上がった團十郎さん。3者それぞれの複雑な思いを感じるイベント&投稿に、ファンからは「涙がでます きっと見ていましたとも」「カンカン よく頑張ったね」「不覚にも涙を流しました」といった感動の声が寄せられています。
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