ニュース

竹中直人、“一大決心”でミュージカル「のだめカンタービレ」出演 「ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!!」

実写ドラマと映画に続いてミルヒー役。

advertisement

 俳優の竹中直人さんが、10月に上演されるミュージカル「のだめカンタービレ」に出演決定。2006年放送の実写ドラマ版および、2009年、2010年に公開された映画版と同じくフランツ・フォン・シュトレーゼマン(通称:ミルヒー)役を務めます。


ミュージカル「のだめカンタービレ」に出演する竹中さん

 原作は、二ノ宮知子さんによる同名コミック。ピアノの才能にあふれた自由奔放な主人公の野田恵と、エリート音大生の千秋真一が、愉快な仲間たちとクラシックに情熱をかける姿を描いた作品で、実写ドラマと映画の他、テレビアニメも制作されました。


ミュージカル「のだめカンタービレ」ビジュアル

 竹中さんは実写ドラマ版のオファーがあった際、ミルヒーは千秋の師匠となる世界的な“ドイツ人”指揮者という理由から、一度は出演を断ったとのこと。しかし、寂しそうにうなだれているプロデューサーと監督の姿を見て、思わず“かつらと特殊メイクを使えば演じられるかもしれない”と自ら提案し、ミルヒー役に決まったとあらためて打ち合わせ当時を振り返っています。

advertisement

実写ドラマ版「のだめカンタービレ」(写真提供:フジテレビ)

実写ドラマ版「のだめカンタービレ」(写真提供:フジテレビ)

 ミュージカル「のだめカンタービレ」には、実写ドラマ版と同じく俳優の上野樹里さんが野田恵役として出演。同作が上野さんの舞台初出演作になると知った竹中さんは、再びミルヒーを演じるという“一大決心”をしたそうで、「やる時はやる人間でいたい…と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかもしれません」「この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!!」とおどけながらも、出演への意気込みを語っています。

 シリーズ初のミュージカル作品として、10月3日から29日にかけて東京千代田区の「シアタークリエ」で、11月3日と4日に長野県上田市の「サントミューゼ」で上演される同作。上野さんと竹中さんに加え、千秋役として三浦宏規さん、峰龍太郎役として有澤樟太郎さん、三木清良役として仙名彩世さん、奥山真澄役として内藤大希さん、江藤耕造役としてなだぎ武さんが出演します。


実写ドラマ版「のだめカンタービレ」(写真提供:フジテレビ)

実写ドラマ版「のだめカンタービレ」(写真提供:フジテレビ)

竹中直人さんコメント

 ぼくは、どんな仕事もスケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました。「仕事を選ぶ」と言う事がとても偉そうで、あまりにも照れ臭すぎるからです(笑)。でも…唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ「のだめカンタービレ」(2006)のミルヒーの役でした。当時、のだめのプロデューサー、そして監督から「ぜひ、竹中さんにミルヒーを演じて頂きたい」とお話しを頂きました。ぼくは驚いて「え???! ミルヒーはドイツ人ですよね」と言いました。「ええ、でも僕たちは竹中さんなら出来ると思っています」「そんな…、だってぼくは日本人ですよ」「ええ、それは分かっています」「いやぁ…無理です。それは…。だってドイツ人です。ぼくは日本人です…」「はい。でも竹中さんなら出来るんじゃないかと」「いやぁ、無理です。それはどうしようもなく無理です。本当に申し訳ございません。出来ません」そしてぼくは打ち合わせ場所を去ろうとしました。ふとふり返るとプロデューサーと監督がどこか寂しそうにうなだれている姿が目に入りました。ぼくは思わず言いました。「カツラなどをつけて、後は特殊メイクで鼻を高くしたら出来るかもしれませんね…。あっ、いや! それじゃあコントになってしまいますものね。やっぱり無理です! ごめんなさい!」すると…「竹中さん、それで行きましょう!!」という応えが返ってきたのです。「えーー?!?!」なんと、ミルヒーを演らざるをえない状況になってしまったのです。まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは…! お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか…。ぼくは「演ります」と言ってしまったのです…。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない…とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい…と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかもしれません。舞台「のだめカンタービレ」にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!! ただただその思いです。どうか、何卒、よろしくお願い致します。

竹中直人

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  9. 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  10. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」