元「おニャン子」新田恵利、 “認知症の母”との6年半に及ぶ介護生活を回顧 「母の笑顔を見れるとがんばれる」(1/2 ページ)
立派なことだ。
「おニャン子クラブ」元メンバーの新田恵利さんが6月25日、ラジオ番組「ひだまりハウス」(ニッポン放送)にゲスト出演。6年半にわたる母親の介護生活について語りました。
2014年に母親が要介護4と認定され、突然の介護生活が始まった新田さん。2021年3月に母親が亡くなるまで6年半の介護生活を経験しており、同年9月には介護記『悔いなし介護』を出版しています。
新田さんはこの日、うつ病や認知症について語る同番組にゲスト出演。母親は骨粗しょう症を患い、一時はリハビリで要介護3まで改善するも、要介護5になる頃には認知症を発症していたとのこと。「認知症って忍び寄ってきますよね」と認知症なのか、単なる物忘れなのか判断が難しい期間が長かったことも伝えています。
また介護生活中は母親とケンカや言い合いになることも多かったという新田さん。体の自由がなく逃げ場のない母親の立場を思い、「もう母親を責めるような言い方はやめよう」と反省してからは、母親の自由を尊重しながら明るく生活するように務めていたそうで、外出に不便を感じながらも時には外食なども楽しんでいたと振り返りました。
苦労が絶えない介護生活でしたが、「母の笑顔を見れるとがんばれる」と常に前向きで明るい母親に救われていたという新田さん。介護と仕事の両立で多忙を極める新田さんに「もう行きなさい。あとはお母さんがやっておくから大丈夫」と声を掛けたり、新田さんが苦手なクモを追い払おうと車椅子で奮闘するなど、最後まで娘思いの母親だったことを明かしています。
新田さんは現在、介護経験を活かしてシニアに優しい食器や外出着をプロデュースしている他、今春からは淑徳大学総合福祉学部で客員教授に就任し、教壇に立っているとのこと。「大学ではデータ、知識、情報は日々の授業で習っていると思うので、私は在宅介護、家族という立場からのものをお伝えできればな」と思いを語っていました。
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