タンポポでできたメリケンサック!?　優しくてはかない武器が平和的（1/2 ページ）

　英アーティストのカン・サンさんによるタンポポのメリケンサックが、Instagramで「優し過ぎる武器」と好評を博しています。

　メリケンサックと言えば通常は金属製の武器で、指にはめてパンチすることで相手に大きなダメージを与えるもの。しかしカンさんのタンポポのメリケンサックは、指の上に並んだタンポポの綿毛が相手を一撃した後にふわっと飛び散って、最終的にお互いが優しい気持ちになれそうです。

　カンさんのタンポポのメリケンサックには「史上最もソフトな武器」「平和な軍隊のみが使う武器」といった声が寄せられており、武器（？）を紹介する動画にも関わらず、目にした人たちが優しい気持ちになれたようです。

　カンさんはメリケンサックの他にも、電動ドライバーの先にタンポポの綿毛を装着してネジを締める作品や、グリーンのミルクレープの上に3本の綿毛のタンポポを立てた作品など、ほのぼのするような作品を制作しています。

　カンさんは、人々が日頃見過ごしがちな日常の物を使って世界の不条理や人間関係に焦点をあてた作品を手がけているそうです。Instagramではタンポポの他にも、Macbookのキーボードの「T」のボタンをカッターナイフで刺して、「疼疼疼疼疼……」と痛みを意味する文字を予測変換で表示させた作品や、本物のリンゴにSIMカードを装着した作品などを見られます。

Image credit：Can Sun（Instagram）