ニュース

とつぜん妻の顔が真っ青になり、「早くここから離れよう」…… 【夏と言えば怖い話! ねとらぼ怖い話特集・2023年】(第2夜)(1/2 ページ)

連続で5つの怖い話をお送りします。

advertisement

 夏といえば怖い話。とても古い時代から続く夏の風物詩で、もともとは「お盆に現世へと帰ってきた、少なからずいる浮かばれない霊へ対する鎮魂」という意味を持っていたそうです。

 そこで今年は「ねとらぼ怖い話特集・2023年」として、読者やライターが実際に体験した怖い話を、5夜連続で皆様にお届けします。過酷な暑さが続いていますが、ほんの少しでも涼を取っていただければ幸いです。

 さて、第2夜は読者の匿名希望さんが寄せてくれた、海の近い駐車場で起きた、偶然とは思えないお話です。

advertisement

ある海岸近くの駐車場にて

 これは私と妻が結婚する前のこと……30年以上前に体験したお話です。

 当時は妻との交際を始めて間もないころでして、深夜のドライブを2人で楽しんでいたんです。道中で運転に少し疲れたので、ちょうど見つけた海岸沿いの駐車場に車を止めまして、2人で楽しく会話をしていたんですよ。

 しばらくは楽しい会話が続いていたのですが……とつぜん妻の顔が真っ青になり、うつむいて身体をこわばらせてしまったんです。一体どうしたのか尋ねたところ「早くここから離れよう、ここにいたくない」と言うんですね。

 言われた通りにすぐ車を発進させましたが、妻の様子は相変わらずうつむいたままで……もう一度様子を尋ねたらですね、こう言ったんです。「のぞいてる……まだのぞいてる……」って。

 しばらく車を走らせ、あの駐車場からかなりの距離を取ったところ、ようやく妻が落ち着きを取り戻しました。そこであらためて何があったのか聞いてみたのですが……いわく「運転席の窓に幽霊が張り付いて、私たちをずっと見つめていた」そうです。

advertisement

 この話には続きがありまして。それから数年後、私は義母と義弟夫婦と一緒に食事をしたんです。その帰りにあの事件が起きた駐車場に車を止めまして、海を眺めながら釣りの話をしたんですよ。

 すると義母が血相を変えて「こんな場所で釣りなんてやめなさい、引っ張られる!」「ほら、そこらじゅうにいっぱいいるじゃない!」と大声を張り上げたんです。

 後に知ったことなのですが、あの駐車場がある海岸辺りは「海が荒れると非常に危険で、釣りをしている人が波にさらわれる事故が何度も起きている」という場所だったんですね。

 妻があの日に見た「何か」、釣りなんてやったこともない義母から出た「こんな場所で釣りなんてやめなさい」という発言、義母に見えていた「そこらじゅうにいっぱいいる何か」……2人が口裏を合わせているとは思えませんし、あそこにはきっと「何か」が潜んでいるのでしょうね。

投稿者:匿名希望さん

advertisement

構成・記事:たけしな竜美(@t23_tksn

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  2. 自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
  5. 330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
  6. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  7. 58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】
  8. 大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
  9. 大谷翔平、インスタ最新投稿で活躍シーンのハイライト公開 一瞬映る“妻・真美子さんと母・加代子さんの笑顔満開ハイタッチ”に注目
  10. 「水曜どうでしょう」“伝説のシーン”そっくりな光景にネット騒然 「ダメだ笑っちゃう」「なまら怖い」