水遊びをしないフクロウに、砂遊びをさせてみたら……？　「気長にいきましょう」「野生に任せましょう」と応援の声

　水遊びをしてくれないフクロウに砂遊びをさせてみた結果がYouTubeで紹介され、動画は記事執筆時点で14万回以上の再生数を突破しています。

　動画に登場するのは、サバクコノハズクの「たいじ」くん（2歳）。名前の通り、乾燥した地域に生息しているとされるフクロウです。フクロウは、体を清潔に保つために水遊びをすることがありますが、これまでたいじくんは一度も水遊びをしたことがないとのこと。飼い主さんは、たいじくんに水遊びの楽しさを知ってもらおうと今までいろいろ試してはみたものの、なかなかうまくいかなかったのだそうです。

　そこで、今回はたいじくんの特性を生かし、「砂遊びならしてくれるのでは？」と考えた飼い主さん。実は砂遊びも、水遊びと同じように体を清潔に保つ効果があるのです。飼い主さんが購入したのは、小鳥やハムスター用の細かい砂。お皿に入れてたいじくんを誘ってみると……？

　生まれて初めての砂の感触に戸惑っているのか、たいじくんはしばらく考え込んだあと、バサバサッ！　と飛んで行ってしまいました。しかしめげない飼い主さん。水遊びや砂遊びはすぐにしてくれるものではないそうで、たいじくんが自発的にやってくれるのを待ちます。もしかしたら入れ物が気に入らなかった可能性もあるので、今度は個室のような感覚で遊んでもらおうと、ダンボールに変更しました。

　しかし、こちらもイマイチだった様子……。たいじくんは、飼い主さんが寝ているときに水飲み場でエア水遊びをやることがあるそうで、次は浅めな箱に砂とその水入れを置くことに。さらに、たいじくんがいつもケージの中の定位置として気に入っている木箱の上に設置しました。飼い主さんがいったん寝たふりをしてモニタリングしてみた結果……たいじくんは自ら砂場へ！　ついに遊んでくれるか!?　と思いきや……たいじくんは砂場を離れてしまいました。

　結局、この日はたいじくんが砂遊びをしなかったため、砂を入れた箱は撤去することに。砂遊びまでの道のりは長そうですが、飼い主さんは「こうやって新しい刺激を与えるのも大切」だと、おおらかな気持ちでたいじくんを見守り続けています。

　動画には「箱入りたいじくん、かわいいすぎる」「耐性をつけるのもたいじくんのためになっているのですね」などの声や、「砂を入れた白いケースに水を入れていつものとこに置いておけば1ヶ月くらいで勝手に水浴びするようになると思いますよ」といったアドバイスも寄せられています。

　飼い主さんのYouTubeチャンネル「おちびフクロウ たいじくん」とX（Twitter／@taiji_owl）では、フクロウと暮らす楽しさや、注意点（関連記事）なども発信中。たいじくんの暮らしをもっとのぞいてみたい人は、遊びにいってみると良さそうです。

画像提供：YouTubeチャンネル「おちびフクロウ たいじくん」

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