9月も終わるのに……「厳しすぎる残暑」 明日は全国で“30℃超え” 静岡・甲府では「猛暑日」予想も
いつになったら夏は終わるの。
あす28日(木)は、関東甲信から九州を中心に気温がグングンと上がり、猛暑日になる所があるでしょう。9月も終わりに近づいていますが、熱中症に警戒が必要です。一方で、東北は発達する低気圧の影響で、大雨になる所があるでしょう。土砂災害などに警戒してください。
あす28日(木) 猛暑日になる所も 熱中症に警戒
あす28日(木)は、関東甲信から九州、沖縄は日差しが届き、厳しい残暑になるでしょう。
きょう27日(水)の夜からあす朝にかけて気温が下がりにくく、大阪など熱帯夜になる所もありそうです。日中は日差しとともに気温が上がり、最高気温は、甲府と静岡で35℃の予想です。猛暑日の最晩記録を更新する可能性があります。甲府と静岡では、これまでで猛暑日が最も遅かったの日は、いずれも2010年9月22日です。
関東の内陸でも35℃近くまで上がる所もあるでしょう。東京都心や横浜などでも33℃くらいまで上がり、真夏並みの暑さになりそうです。湿度も高いため、熱中症に警戒が必要です。
室内や車内では無理をしないで、エアコンを適切に使いましょう。また、こまめな水分補給に加えて、汗をたくさんかいたら、塩分も適度にとってください。
東北 局地的な大雨のおそれ 土砂災害などに警戒
あす28日(木)は、東北を中心に大雨に警戒が必要です。
あすは日本海にある低気圧が発達しながら、東北付近を通過するでしょう。また、低気圧からのびる前線が本州付近を南下する見込みです。
東北や北陸では断続的に雨で、雷を伴った激しい雨が降る所もあるでしょう。東北を中心に大雨になる所もありそうです。雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨になる可能性もあります。きょうこれまでの雨で、すでに地盤の緩んでいる所もありますので、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に注意してください。
北海道も日本海側から次第に雨の範囲が広がり、太平洋側も夜は広く雨が降るでしょう。上空に寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定になりそうです。落雷、突風、ヒョウ、急な強い雨にご注意ください。
9月最終日まで蒸し暑い 10月に入ると秋めく
9月最終日の30日(土)にかけて、関東から九州では30℃以上の真夏日が続きそうです。すでに東京都心や名古屋、大阪、福岡などで年間真夏日の日数の最多記録になっていますが、さらに記録を更新するでしょう。
厳しすぎる残暑が続きます。屋外で長い時間過ごされる方は、こまめな水分補給、涼しい場所で休憩をとるなど、熱中症対策を万全に行いましょう。
10月1日(日)からは大陸からの移動性高気圧に覆われて、秋の空気に入れ替わりそうです。関東から九州では晴れても、最高気温が30℃以上の真夏日になる所はグッと減るでしょう。朝晩はこれまで以上に涼しく感じられ、秋めいてきそうです。服装選びに困る時期です。衣替えシーズンでもありますが、週末のうちに行っておきましょう。
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