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近畿大学、ニホンウナギの完全養殖に初めて成功(1/2 ページ)
養殖用種苗(稚魚)としての実用化をめざす。
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近畿大学水産研究所は10月26日、ニホンウナギ(以下、ウナギ)の完全養殖に成功したと発表した。
種苗(稚魚)生産研究に取り組んでいた同大学研究所は7月6日、人工種苗から養成した親魚より仔魚を得ることに成功。現在、仔魚の飼育期間は112日になっている。なお、ウナギの完全養殖は2010年に国立研究開発法人水産研究・教育機構が成功している。
まずは養殖用種苗として利用可能になるシラスウナギ(稚魚)までの育成を目標に、育成の安定化に向けた研究を進めていくとしている。現在、シラスウナギを低コストで大量生産できる目途は立っておらず、さらなる生産技術の確立が必要とのこと。
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同大学研究所は、1976年からウナギの種苗生産研究を開始し、1984年と1998年に採卵・ふ化に成功していたが、仔魚が餌を食べるまでには至らず、その後研究は中断。2019年から研究を再開し、人工ふ化に成功していた。
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