【漫画】「吠えるし噛む」「殺処分になる可能性が高い」保護犬に素手を差し出したら…… 衝撃の展開に「泣いた」「めちゃめちゃすごい事」と感動の声(2/2 ページ)
ワンコの表情の変わりっぷりにほっこり。
ねとらぼ生物部は、そんな行動の理由なども含めて、作者・ヨシモフ郎さんに上記エピソードや茶々くんついて話を聞きました。
作者・ヨシモフ郎さんへのインタビュー
――周りに血痕もある中、手袋をせずに茶々くんに手を差し出した場面に驚きました。手袋をしなかった理由、また当時の心境を覚えていたら教えてください
ヨシモフ郎さん:現場は暗くて寒くて錆の匂いがしていて、まさにサバイバルホラー映画のオープニングでした。ひとりだったら怖くて入れないです。「これは第一発見者が喰われるヤツだな……!」と思いました。
怯えて吠えている感じだったので、手袋をしてる方がもしかしたら怖いかなと思い、素手でいかせてもらいました。屈んだ時点で目は少しあったし、匂いもかいでくれたのでいけそうだなと判断をしました。結果、予想以上にちょろかったです。
ちなみに状況とか相手の様子とかで対応は変えています。噛まれると普通に痛いし、放浪犬はどんな病気を持っているのか分からないので、良い子はあんまりマネしない方がいいかと思います!
――茶々くんとの出会いで印象に残っているシーンがあったら教えてください
ヨシモフ郎さん:クールなノラに比べてすごく表情豊かな子でした。特にずーーーっと尻尾を振ってるのが印象的でした。譲渡会用とかに写真を撮るのですが、尻尾が高速で振られているので写真に写らず何度も撮り直しました。
――茶々くんのお話にSNSで大きな反響が寄せられています。反響への感想を教えてください
ヨシモフ郎さん:たくさんの人に読んでもらえてとてもうれしいです。「保護犬」が「家族」に出会えてから「大切な物語」の第1章が始まると思っています。これはその前のプロローグ的な部分のお話になります。
そしてたくさんいる保護犬の中のたった一匹のお話です。なかなか知る事のない部分だと思いますので、これを機に「こうやって家族を探してる子がたくさんいる事」を知ってもらえたら嬉しいです。
――10月18日に書籍『ドベとノラ2』が発売されました。同書籍の読みどころと、ファンに伝えたいメッセージを教えてください
ヨシモフ郎さん:今回も犬と猫に若干重めの愛を込めて描かせてもらいました。虹の子を思い出しながら、今の子をなでながら、未来で出会うかもしれない子を思い描きながら、ほっこりしてもらえれば幸いです。
(了)
当時、ヨシモフ郎さんは、茶々くんを土日の2日間だけ預かるつもりでしたが、この日から4カ月以上一緒に暮らすことになります。その日々は『保護犬茶々のお話』として、ヨシモフ郎さんのX(@yosimofurou)/Instagram(@mofumofufufufufu)にて連載中です。5話以降では、ヨシモフ郎さんの愛犬で元野良犬の「ノラ」くんも登場します(関連記事1/2)。
また茶々くんのお話は、10月18日に発売された書籍『ドベとノラ2』にも収録されており、書籍では野良猫5匹を預かることになったエピソードも読むことができます。
画像提供:ヨシモフ郎さん(Instagram:@mofumofufufufufu/X:@yosimofurou)
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