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シャボン玉が膨らんで破裂すると…… 気象現象「ダウンバースト」を解説する実験に「分かりやすい」「何度も見ちゃう」の声(1/2 ページ)

ついつい何度も見ちゃう。

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 積乱雲から爆発的に吹き降りる気流「ダウンバースト」の仕組みを、身近な品物で解説した実験が分かりやすく、そして壮観です。

ドライアイスを入れたコップの口にシャボンで膜を張る
あふれる空気で膜が膨張し、疑似的な雲に
張り詰めたシャボンが弾けて……
冷たく重い空気が全周囲に吹き降りる

 この実験は、体験を通じて天気の知識を学ぶイベント「すごすぎる天気のはなし」で実施されたもの。積乱雲から冷えて重くなった空気が下降するダウンバーストの状況を、コップとドライアイス、シャボン液で疑似的に再現しています。

 その方法は、ドライアイス入りのコップを、シャボンの膜でふさぐというもの。冷たい空気でシャボンを膨張させ、小さなシャボン玉の雲を作るわけです。

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 膜に限界が来てシャボン玉が割れると、冷たくて重い空気は、ダウンバーストがもたらす突風のごとく周囲へ拡散。もし現実だったらと思うと恐ろしくもありますが、空気がブワッと広がる様は爽快でもあります。

 イベントに参加した雲研究者、荒木健太郎(@arakencloud)さんがX(Twitter)で紹介したことで、実験は「分かりやすくて面白い」「何度も見てしまう」と話題に。同イベントの実験では、竜巻やダイヤモンドダストなどの仕組みも解説されています。

ダウンバーストについては、荒木さんの著書『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』でも解説されています

動画提供:荒木健太郎(@arakencloud)さん

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