12歳で保護されたシニア猫→歯根腫瘍の手術を乗り越え…… “フミフミ”を再開した姿に「うれしくて泣けてくる」「おかえりなさい」
たくさん食べて長生きしてね。
手術を乗り越えた老猫さんが元気になった様子がYouTubeで紹介され「お帰りなさい」「泣きそう」と話題です。動画は記事執筆時点で再生数3万9000回を突破、2900件を超える“高評価”が寄せられています。
動画に登場するのは約2年前に投稿者さん宅に家族として迎えられた「小吉」くんです。小吉くんは、投稿者さんのお宅で暮らす5匹の元保護猫たちの三男猫で、愛称はしょうちゃん。
しょうちゃんは、近所の人の善意と餌やりボランティアさんからのごはんで暮らしていた元野良猫です。保護した当時(2021年8月)で推定12歳だったので、現在は14~15歳くらいのシニア猫さんです。保護されてからは幸せに暮らしていたしょうちゃんですが、歯根腫瘍が出来てしまい、手術をすることに……。
手術の3日前、しょうちゃんがママさんに甘える姿が捉えられていました。一緒に甘えているのは、同じくシニアの元保護猫「ボルト」くんです。同時期に家族になった2匹は兄弟のような関係です。
しょうちゃんは、手術の前日から入院。動物病院に送って来た飼い主さん夫妻が帰ってくると、ボルトくんはリビングで待っていました。しょうちゃんが帰ってこないことに納得がいかないのか、夜遅くまで鳴いていたそうです。
しょうちゃんの手術は成功し、面会に駆け付けた飼い主さんたち。まだ麻酔が効いているのか、しょうちゃんはボーッとしていましたが、名前を呼ぶとゆっくりこっちに振り向いてくれました。手術を乗り越えてくれたしょうちゃんがそこにいるだけで十分で、関わってくれた全ての人たちへの感謝の気持ちでいっぱいになったそうです。
翌日、無事に退院したしょうちゃん。お家に帰るとまずは獣医師さんに言われた通りにごはんをあげてみると、なんとモリモリ食べてくれました! そしてしょうちゃんは、食べ終わるとすぐにママさんのところに来て、しばらく存分に甘えていたのでした。
しょうちゃんを保護した日は、ごはんやおやつを食べることなく、不安からか一晩中鳴いていたそうです。なので、病院でどうしていたのか気になったママさんが獣医師さんに聞いたところ、「よく食べてよく寝てましたよ」との答えが! 拍子抜けするけれど、保護した日から変わってくれたのだなぁとホッとしますよね。
顔に残る手術跡はまだ痛々しいものの、ママさんのベッドで安心して眠るしょうちゃん。高齢の小さな体で、よく頑張りました!
3日後、経過観察と消毒のために再び動物病院へ。抜歯手術の効果があり、もう膿もなく腫れも引いていて、抗生物質もあと1日でやめていいとのことで、経過は良好です。シニア期の手術は、体力的なことや麻酔のリスクなど心配事が多いのは事実。これでやっと一安心といったところでしょう。
さらに、動物病院から家に帰って数時間後……驚きの光景が! そこには、お布団の上で“フミフミ”するしょうちゃんの姿がありました。具合が悪くなってからしばらくしていなかった“フミフミ”の再開に「おかえりなさい」と優しく話しかける飼い主さんなのでした。
動画にはしょうちゃんを応援してくれた人たちから「良かった、本当に良かった」「しょうちゃんのふみふみを久しぶりに見て泣いてしまいました」「沢山食べて長生きしようね」といったコメントが寄せられています。
しょうちゃんをはじめ、飼い主さんのもとでのんびり暮らす元保護猫たちの毎日はYouTubeチャンネル「初老夫婦とねこ」で公開しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「初老夫婦とねこ」
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