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「マフィンが糸を引いていた」 デザフェス出店の菓子に購入者から異臭や体調不良の報告 出店者「営業を停止いたします」(1/2 ページ)

出店者は保健所に連絡したとしています。

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 11月11~12日に東京ビッグサイト(東京・有明)で開催されたアートイベント「デザインフェスタvol.58」で販売されたマフィンをめぐり、「糸を引いていた」「食べて具合が悪くなった」などの声がSNSで複数上がっています。販売店は謝罪し、営業を停止するとしています。

「変な味がした」「糸を引いていた」などSNSに投稿

 問題となったのは、同イベントのフードエリアに出店していた焼き菓子店「Honey×Honey xoxo」(東京都目黒区)の商品。イベント後、同店のマフィンを購入したという人からX(Twitter)に「変な味がした」「糸を引いていた」「変な臭いで吐き出した」などの投稿や、具合が悪くなったとの投稿が見られました。無添加をうたう菓子を5日前から製造していたなど、衛生管理が適切でなかったのではとの指摘もありました。

出店の様子(Honey×Honey xoxoのInstagramから。一部加工しています)
当日の出店の様子

 Honey×Honey xoxoは、「販売致しておりました和栗(4件)とチョコチップ(1件)、スイートポテト(1件)のマフィン達が納豆みたいな匂いがするというご報告をいただきました」「保管場所は18℃以下を保っておりましたが、外気温が高かったため何個か傷んでしまった可能性がございます」と説明し謝罪。

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 同店は当初は「このようなことがないよう更に気を付けて製造致します」としていましたが、その後「認識の甘さを痛感」として、営業を停止すると述べています。また11月14日に保健所で経緯を説明したことも報告しており、15日に立ち入り検査を受けるとしています。

 デザインフェスタのフードエリアへの出店には食品衛生責任者の資格や生産物賠償責任保険への加入などが条件とされています。


デザインフェスタvol.58

16日追記

 厚労省の自主回収情報サイトに回収についての情報が掲載されました。販売されたマフィンは約3000個に上っています。


自主回収情報サイトから
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