テイラー・スウィフト、ブラジル公演ファン死亡事故に直筆で心痛メッセージ　“持ち込み禁止”ルールへ非難も（1/2 ページ）

　米歌手のテイラー・スウィフトが11月18日にInstagramのストーリーズを更新。前日に行ったブラジル・リオデジャネイロ公演で、女性客が熱中症とみられる症状で亡くなる事故が起こったことを受け、18日の同地での公演を延期すると発表しました。

「ファンや演者の仲間、そしてクルーの安全と健康を優先するべき」と公演延期を発表

　現在ワールドツアー「エラス・ツアー」で各国を回っているテイラーは、11月17日～19日にかけてリオデジャネイロでの公演を予定。報道各社によると、近ごろのブラジルは前例のない熱波に覆われており、事故が起こった17日の気温は39度に達し、亡くなった女性以外にも多くの観客が体調不良を訴えていたといいます。

　ブラジル公演をプロモートする「T4F」はSNSで声明を発表。体調不良を訴えた23歳の女性は公演が行われたスタジアムの医療センターで応急処置を受けた後で病院に搬送されたものの、約1時間の緊急治療の後に亡くなったと説明しています。

　ユーザーからは「水のボトル持ち込み禁止が招いた悲劇」「命を守るには水が必要」といった批判が。同社は続くポストで、今後の公演では水を無料で配る特例を講じるとし、安全性を確保するため、一人あたりの点数の制限なしに未開封のカップ（水）の携帯を許可すると発表。19日～20日の公演においては、長時間屋外で待機しないよう開場時間直前の到着を推奨しました。

　事故発生後につづった直筆のメッセージでテイラーは、「今夜のショー目前でファンを失ったことに、言葉では言い表せないほどショックを受けている。彼女がとても美しく、そして若すぎたということ以外、私には情報がない」と胸中をコメント。「ステージで話す気にはとてもなれない。深い悲しみに包まれているから。この喪失感を、彼女の家族や友人に伝えたい。ツアーをブラジルでやると決めた時、これだけは起こってほしくないと思っていた」とつづっています。

　手書きのメッセ―ジを、スタジアムの楽屋で執筆していたというテイラー。「今夜のショーはリオの異常なまでの暑さを考慮し、延期することに決定した。ファンや演者の仲間、そしてクルーの安全と健康を優先するべき」と18日の公演延期を発表し安全第一を強調しています。