おせち・お正月食材、冷凍保存はどうしたらいい? 冷凍食品メーカー「ニチレイフーズ」が伝授(1/3 ページ)
年末に向けて価格が高騰、12月20日までの食材購入を提案。
食品の値上げが続く今、節約に励んでいる人も多いのではないでしょうか。年末シーズンに向けて価格の高騰が予想されるおせちやお雑煮向けの食材も、うまく節約したいところ。冷凍食品で知られる「ニチレイフーズ」による、お正月食材の冷凍保存方法を紹介します。
おせち・お雑煮向け食材は12月20日までにまとめ買い
節約しながらお正月食材を購入するタイミングとして、「ニチレイフーズ」は12月20日前までを提案。その理由として、「スーパーの食材売り場では12月20日前後にクリスマス用の陳列になり、年末に向けて価格が高騰する」という例年の傾向を挙げています。10日以上早めに購入した食材を、おいしさを保ちながら冷凍する方法とは。
えびの場合は、背ワタを取って殻付きのまま冷凍することをおすすめしています。ボウルに入れて塩を8尾に対して小さじ1/2、酒大さじ1をふって、優しくもんでからザルに移し替え、流水で洗い流すと臭みが抑えられるとのこと。塩水で解凍すると、縮んだりせずぷりぷりとした食感に仕上がるそうです(参考リンク)。
鶏肉は空気に触れると酸化したり乾燥したりするので、保存袋で「密封」して冷凍。1枚を2等分にカットし、厚みが均等になるように包丁で開いておくと便利とのことです(参考リンク)。
タコはそのまま冷凍すると食感が悪くなります。酢だこの場合はスライスして三杯酢につけて冷凍すると、味が染みて柔らかい食感に。ゆでだこの場合は叩いて筋繊維を崩してから冷凍すると硬くなりにくいそうです。水分をしっかり拭きとると臭みが抑えられます(参考リンク)。
れんこんは、「酢れんこん」にする場合、味付けしてから冷凍保存すると味がよく染み、「煮しめ」の場合は下ゆでした後で冷凍するとおいしさが保てるとのこと(参考リンク)。湿気や乾燥に弱いゆり根は、常温や冷蔵での保存よりも、冷凍保存が手軽。汚れを取り、鱗片(重なり合っている多肉化した葉)をはがして下ゆでしてから冷凍します(参考リンク)。
個包装ではない餅や手作りの餅を冷凍する場合は、1切れずつラップに包んで保存袋に入れてから。食べる際は、水を加えてレンチンするとふわふわ、オーブントースターでの加熱ではカリっとと香ばしく、フライパンで焼くと「外カリッ&中とろっ!」と、加熱方法によって異なる食感が楽しめます(参考リンク)。
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