漫画版「勇者の母ですが、魔王軍の幹部になりました。」が突然の連載終了 原因は「信頼関係を損なうような対応」(1/2 ページ)
運営元のAmaziaが「当社の不手際により連載を終了させていただく事となりました」と報告。
マンガBANG!のアプリおよびWebサイトで連載中の漫画版「勇者の母ですが、魔王軍の幹部になりました。」の連載が突如終了することが明らかになった。
本作は「小説家になろう」に2019年7月から野山歩氏により連載しているオンライン小説を原作に、ツヅル氏が2022年3月からマンガBANG!に漫画を掲載している異世界ファンタジー。
連載終了に関して運営元のAmaziaは「当社の不手際により連載を終了させていただく事となりました」と報告。配信は第19話をもって終了とし、出版についても紙単行本及び電子単行本を第3巻までになった。なお、単行本には第4巻の発売にも触れていた。
Amaziaによると原因は「信頼関係を損なうような対応をしてしまったこと」。他の出版社からライセンスアウト(他の出版社からの紙単行本の刊行)の提案が来ていたが、既にAmaziaから単行本を発売していたことから断っていたことを、本人に1年以上も報告していなかった。
漫画を担当しているツヅル氏も自身のXアカウントで連載が終了したことを報告。その中では「原作のテーマを無視し、読者に誤解させるような表現をするように指示」されたことや、「連絡や説明の不足が解消されない」こと、「話し合いをするも内容が二転三転して不誠実さが浮き彫りに」なった点などを挙げ、連載の継続は不可能だと判断したと説明している。
Amaziaは「(両氏に)多大なご迷惑とご負担をおかけしてしまいましたことを、この場を借りて先生方に心よりお詫びさせていただきます」と謝罪している。
ツヅル氏は原作者との関係は良好で、別の出版社などでコミカライズが継続できる可能性がないか模索していきたいとつづっている。なお、最新第19話は12月18日に更新されているが、未完成の状態での掲載となっている。
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