浜辺でずっと欲しかったクジラの骨を発見→持ち帰ろうと思ったら思わぬ落とし穴が 地元の自治体に連絡した結果は?(1/2 ページ)
勝手に持って帰ってはいけない?
浜辺を歩いていたら、ずっと欲しいと思っていたクジラの骨を見つけた飼育員が話題になっています。すぐに持って帰ったら、思わぬ落とし穴が……!
クジラの骨を見つけたのは、でんボ(@Dmb_fish)さん。普段から自然や生き物が大好きで、各地を巡っているそうです。そんなでんボさんが砂浜を歩いていて見つけたのが、2つのクジラの脊椎骨。スゴイ幸運だな……!
サイズは幅40センチ程度でかなり重く、1個ずつ両手で抱えて車まで運んだそうです。それでも運搬中は幸せだったとのこと。最後にこの幸運をXに投稿し、めでたしめでたし……と思ったら、ポストを見たユーザーからある指摘がありました。
それが「例え死んでいる場合であっても、鯨骨を無許可でアレコレすると違法になるらしい」という指摘でした。事実、水産庁の「鯨類の座礁・混獲」というページ欄には、自然における鯨類の正確な管理が国際的にも求められていることもあり、クジラ類を発見した場合「都道府県や市町村の担当等の関係者に連絡してください」という記載があります。
念のためでんボさんは水産局へ報告書を提出。拾った日時や場所などを報告しました。その結果、最終的には骨を取得できたそうです。良かった良かった……!
一連の投稿を見た人からは「わー!!本当に素敵!!」「生命力を感じますね」「心置きなく愛でれるようになって良かった」といった意見が相次ぎました。
ちなみにでんボさんによると「手続きに関して特に難しいことはなく」「今後も発見したら拾うぞ~という意気込み」だそうです。もし海岸でクジラ類の骨を見つけた際には、ちゃんと地域の市町村に届けるようにしましょう!
画像提供:でんボ(@Dmb_fish)さん
関連記事
「動物の死体を厄介なものと捉えるのは、人間だけ」 大阪湾の迷いクジラ「淀ちゃん」の海洋投棄は妥当だったのか? 市・博物館・専門家に聞いてみた
「死」に対して、どう向き合っていくのか。地震で海底が隆起し陸地に 石川県珠洲市の津波観測地点が観測不可能な理由判明
故障などではなく、海岸線が沖に移動してしまったため。誰もがきっと一度は目にした“砂浜のきれいな貝殻” 生きているときの意外な姿に「すごい。感動」「動く方向そっちなんだ」
生きてる、生きてるよ……!海岸に漂着したクジラはどうなるの? 博物館漫画『へんなものみっけ!』のクジラのエピソードが無料公開中
勉強になります。ハイキング中に発見した頭骨の形に理科教師「これだけは珍しい」 驚異の1000万表示突破、思わず納得の解説ポストに「勉強になる」
骨にも不思議がいっぱい。ふなっしーが新潟の海辺に漂着……? あまりにもそっくりな黄色い船に14万超「いいね」
ふなっしーじゃないなっしー!ゴミだらけのビーチを手作業できれいに インドネシアの環境団体の活動が「信じられないような仕事」「本当に素晴らしい」と称賛呼ぶ
見事なビフォーアフター。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.