劇場アニメ「テンカウント」が制作中止を発表　テレビアニメから展開形態変えるがまたも“制作上の都合”（1/2 ページ）

　劇場アニメとして2023年に公開予定とされていた「テンカウント」が、制作の中止を発表しました。

テレビアニメから劇場アニメに変更するもまたも“制作上の都合”で制作中止

　公式サイトや公式Xなどでは1月19日に、「2023年に公開を予定しておりました劇場アニメ『テンカウント』につきまして、公開へ向けて進めておりましたが、制作上の都合により、制作を中止とさせていただくことになりました」と作品の制作中止を発表。ファンや関係者へのおわびをつづるとともに、公式サイトやXは、3月31日で閉鎖すると説明しました。

　『テンカウント』は、不潔恐怖症の主人公とカウンセラー（臨床心理士）の青年との恋愛を描いたボーイズラブ（BL）漫画で、宝井理人さんが2013年7月から2017年まで『ディアプラス』（新書館）で連載。連載中には複数のドラマCDがリリースされていました。

　映像化は2019年にテレビアニメ企画が発表され、2020年の放送予定とされていましたが、その後、“制作上の都合”でアニメの展開形態を再検討すると同時に、展開時期を延期すると発表。2022年には展開形態を劇場アニメとして2023年公開予定とし、ドラマCDに出演していた立花慎之介さんと前野智昭さんのキャスティングが明かされていました。

　ネットでは、「ずっと待ってたからショックデカい」「何も続報ないし??　と思ってたけどこれは…アニメも中止になってるし今後もう作らないとかは嫌だな…」「観たかった…」「ありがとう、テンカウント。何があっても最高の作品だよ」など悲しむ声が寄せられました。