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YouTube登録者数66万人の“人気歌い手”、薬物所持容疑で逮捕 活動休止の裏で数日前に「現行犯の報道」(1/2 ページ)

すでに11日時点で逮捕されていたとの一部観測も。

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 レコード会社「ポニーキャニオン」が1月30日、アーティスト・luz(ルス)さんの公式サイトを更新。「luz」こと帯刀光司容疑者が違法薬物所持の疑いで逮捕された件について事実だと認め、同日付で帯刀容疑者との契約を解除することを発表しました。


luzこと帯刀光司容疑者(画像はluz Instagramから)

25日には「心身の重い不調」と発表

 帯刀容疑者の所属事務所「ESPERANZA」は25日、「この度、弊社所属アーティストluz(帯刀光司)は心身の重い不調により、ステージに立てる状態にないため、活動を一時休止する運びとなりました」と発表。詳細は検査および医師の診断が確定次第あらためて報告するとし、ファンからは心配の声が上がっていました。

 しかしその後の30日、一部メディアは帯刀容疑者が11日に違法薬物所持の疑いで逮捕されていたと報道。これを受け、ポニーキャニオンが管理する「luz」公式サイトは同日に声明文を掲載し、帯刀容疑者の逮捕を事実と認めています。

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 同サイトの発表文によると、ポニーキャニオン側はESPERANZAや代理人弁護士から「本人の同意を得ずに逮捕事実を公表することは人権侵害であり、違法性を帯びる可能性が高い」との指摘を受けて逮捕の発表ができなかったとのこと。

 一部メディアで報道があったことで公表するに至ったとし、「逮捕事実をあらためて重く受け止め、本日付でluzとの契約を解除し、弊社からリリースしているluz本人名義の作品につきましては、『CD/グッズ商品の出荷停止』『音楽配信停止』を順次進めてまいります」と伝えています。加えて、4月に予定していた配信ライブやリリースイベントについても開催中止を発表しました。

今回の一件で中止となったライブを告知した、逮捕前最後の投稿

10年間活動をともにしたメンバーも声明発表

 帯刀容疑者の逮捕を受け、音楽クリエイター集団「Royal Scandal」として2014年からともに活動している奏音69さんもX(Twitter)を更新。帯刀容疑者の契約解除については公式発表の通りであると伝え、「Royal Scandalは私とRAHWIAの2名で活動を継続することといたしました」と明言しています。

 また、ボーカルの帯刀容疑者が脱退することについてファンに謝罪しながらも、「ただ私にとっては、どんな形になってもRoyal Scandalを存続させ、我が子のような作品を守ることが、何よりも優先すべき責務だと考えています。どちらも両立できる方法はありませんでした」と説明。


奏音69さんと帯刀容疑者(画像は奏音69Instagramから)

 最後に奏音69さんは、「Royal Scandalの10周年を3人で迎えられなかったことが、誠に残念です」と胸中を明かし、「彼の異変にもっと早く気付き、助けてあげることはできなかったのかと、後悔するばかりです」「ただ、もしluzが本気で更生を望むのであれば、その時は一人の友人として応援するつもりです。それだけはどうかご容赦ください」と結びました。

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Royal Scandal(画像はRoyal Scandal 公式サイトから)
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