「ジョジョの奇妙な冒険」ミュージカル、さらなる公演中止　振替公演はなし（1/3 ページ）

　東宝は2月8日、ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険　ファントムブラッド」の公演中止期間を延長し、2月10日～11日の公演も中止すると発表しました。

振替公演は実施困難

　同作は6日に開幕予定でしたが、準備に時間を要するとして開幕2日前に6～8日の4公演を中止すると発表していました。

　10日からの公演実施に向けて舞台稽古に取り組んできたものの、スタッフ・キャストの安全確保に努めながらの準備に更なる時間を要するとして、10日～11日の3公演も中止し、12日から上演するとしています。

　「ご観劇を楽しみにお待ちいただいたお客様に対しては中止期間の延長を誠に申し訳なく存じますとともに、ご案内がご観劇日の直前となりましたことにも衷心よりお詫び申し上げます」と東宝は謝罪し、「見通しの甘さ、製作体制の不行き届き」による今回の事態を重く受け止め、再発防止のための対策を徹底すると述べています。

　中止となった公演のチケット購入者には、チケット代金、チケット販売手数料とシステム利用料、中止発表以前に手配した交通費や宿泊費のキャンセル料（キャンセルできなかった場合は交通費と1公演日につき1泊分の宿泊料）を負担するとしています。また公演の配信を無料で視聴できるよう検討しているとも述べています。

　振替公演については「鋭意調整を試みましたが、この度は残念ながら実施することが難しいとの判断に至りました」としています。

　度重なる中止に、SNSでは「言葉もない」「もう無理では？」「全公演やめて仕切り直したほうがいいんじゃないかな」など厳しい意見が寄せられています。