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11年ぶりにペットボトルで復活した「Qoo」の白ぶどう味 なぜ「飲食店のみ提供」になっていたのか、日本コカ・コーラに聞く(1/3 ページ)

要望多数で容器入り飲料として復活しました。

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 「熱すぎる!!」「待ってました!」――コカ・コーラの果汁入り清涼飲料水「Qoo」シリーズの白ぶどうフレーバーが2月12日、容器入り飲料「Qoo白ぶどう」として11年ぶりに再登場しました。多数の要望を受けての容器入りでの復活とのことですが、そもそも白ぶどう味はなぜ飲食店だけになっていたのか、要望はどの程度寄せられていたのかなど日本コカ・コーラに聞きました。

容器入り飲料として復活した「Qoo白ぶどう」(画像はプレスリリースから)

飲食店のみになった理由

 Qooは1999年に誕生したブランドで、白ぶどう味は2013年に「Qooわくわく白ぶどう」という名前で容器入り飲料として発売されました。その後容器入り飲料としての販売は終了し、今回の復活まではマクドナルドやドリンクバーなど飲食店での提供のみとなっていました。


2013年登場の「Qooわくわく白ぶどう」(画像提供:日本コカ・コーラ)

 白ぶどう味の容器入り飲料としての販売をやめて、飲食店ディスペンサーのみにしたのはなぜなのか? 日本コカ・コーラに聞いたところ、「当時は頻度高く新たなフレーバーを展開するマーケティング戦略を取っており、2013年に販売したものはその後、容器入り飲料としての展開を終えました」との回答でした。

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 飲食店では2001年から白ぶどう味を展開しており、飲食店によっては人気ランキング上位にランクインするほど根強い人気といいます。

飲食店で提供の「Qoo すっきり白ぶどう」(マクドナルド公式サイトから)

復活の要望は「他ブランドと比較しても顕著」

 白ぶどう味の(容器入り飲料としての)復活に対しては、SNS上で「Qoo白ぶどうはどこに消えた?」などある種“幻化”しているスレッドが立つほか、日本コカ・コーラのお客様相談室にも「飲食店でしか飲めないなんてもったいない。全国民にこのおいしさを知ってほしい」「私の周りにも白ぶどうのファンがたくさんいます」など熱烈な要望があり、「他ブランドと比較しても顕著な傾向が見られました」(同社)といいます。

 実際に声をあげる人以外にもニーズがあると見て、ブランド誕生25周年のタイミングでの容器入り飲料の復活に至ったと同社は述べています。

「シャインマスカット」を意識

 容器入り飲料として復活した「Qoo白ぶどう」は、飲食店で提供されている「Qoo すっきり白ぶどう」から顧客の嗜好変化に合わせてリニューアルされています。日本コカ・コーラは、「味わい」の進化においてはこの10年で人気が高まっている「シャインマスカット」を意識したとしています。

 「シャインマスカットの登場前後で白ぶどうに対するイメージは大きく変わっているため、爽やかな甘さと、しっかり果汁感を楽しめる味わいに進化しました」(日本コカ・コーラ)

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 またリニューアルに伴って「マルチビタミン入り(※ビタミンC、パントテン酸、ナイアシン)の管理栄養士推奨品」となっています。

 ペットボトル「Qoo白ぶどう」の味わいに合わせる形で、飲食店などで展開されるものも今年(2024年)の春から、順次同じ味わいになっていく予定とのこと。

「想像以上の反響」

 12日の「Qoo白ぶどう」販売開始後、早速「箱買いした」という報告や、再販を喜ぶ声が寄せられているそうです。

 「想像以上の反響があったことに対し、社員一同驚きつつ、とても嬉しく思っています。同時に、社員やその家族の中にも隠れたファンが多く、いち消費者として購入しやすくなることを喜ぶ声も上がっています」(日本コカ・コーラ)

 日本コカ・コーラは、今回発売した「Qoo 白ぶどう」を定番のオレンジ・りんごに次ぐ第3の定番フレーバーとして市場に浸透させていくことを目指しているとしています。

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