ニュース

27歳のモトクロススター選手、練習中の事故で急死 結婚目前での旅立ちに悲しみ広がる「何が起こったんだ?」「伝説は決して死なない」(1/2 ページ)

お悔やみ申しあげます。

advertisement

 豪フリースタイル・モトクロスのスター選手だったジェイデン(ジェイヨ)・アーチャーが2月21日、27歳で逝去しました。ジェイデンは世界でトリプル・バックフリップを成功させた3人のライダーのうちの1人でした。


わずか27歳でこの世を去ったジェイデン・アーチャー(画像はジェイデン・アーチャーのInstagramから)

エックスゲームズで2度メダリストとなったスター選手

所属チームが追悼

 ジェイデンは現地時間21日の朝、地元の豪メルボルンでトリプル・バックフリップを練習中に事故を起こし死去。所属していたアクション・スポーツ団体「ナイトロ・サーカス」はInstagramで声明を発表し、追悼しています。

 「ナイトロ・サーカス・ファミリーは、ジェイヨ・アーチャーの死を悼んでいます。ジェイヨは情熱と努力、決意の典型のような人物でした。彼はダートバイクの可能性をかつてない高みへと押し上げました。周囲にポジティブな影響を与えていました。そして何よりもすばらしい人間であり、私たちみんなの友人でした。ジェイヨの家族と友人に、私たちの思いと愛を送ります。私たちはあなたを愛しています、友よ。安らかに」とジェイデンのモトクロスへの姿勢や、優れた人間性に触れています。

advertisement

仲間やファンにも悲しみ広がる(画像はジェイデン・アーチャーのInstagramから)

 さまざまなエクストリームスポーツの競技大会エックスゲームズで2度メダリストとなり、2022年11月には豪ブリスベンで開催されたNITRO WORLD GAMESで初めて大技トリプル・バックフリップを成功させたジェイデン。この偉大な成功を収めた大会でのインタビュー時には恋人へプロポーズし2024年中に結婚予定で、まさに輝かしい未来が待ち受けていると多くの人が信じて疑わなかった矢先の不幸な事故でした。

ライバルやファンに衝撃、追悼メッセージが続々投稿

 ナイトロ・サーカスによる追悼投稿や、ジェイデンのInstagram最後の投稿には多くの人からお悔やみの声が寄せられています。「何? どうやって? 何が起こったんだ?」「どうやって彼が亡くなったっていうんだ?」とこの訃報に耳を疑う声、また「あまりに悲し過ぎるニュースだよ。彼の両親、婚約者、ナイトロ・ファミリー、そして彼を愛する全てのファンへ祈りを。若者よ、安らかに眠れ。伝説は決して死なない」「モトクロス・コミュニティーはレジェンドを失ってしまった」「高く舞いあがれ、兄弟」と悲しみ、ジェイデンの功績をたたえる声が寄せられています。

ハリー・ビンクの追悼投稿

 さらに、ジェイデンと同じようにトリプル・バックフリップを成功させた有名選手ハリー・ビンクは、Instagramにジェイデンとビールを飲む写真を投稿し、「これを書くのがつらい……」と悲しみの深さを伝えつつライバルを追悼。「地球上で最もタフな人間の1人へ、安らかな眠りを。ジェイヨはそのエネルギーと価値で、どこにいたって輝いていた。彼は多くを恐れず、僕は本当にそんなところに憧れた。10代で彼と出会い、何年も仲間としてライバルとして無茶な時間を過ごした。彼は僕より年下だったが、僕は人生で何度も彼を尊敬してきた」と2人の過ごした濃密な時間を伝えます。

 続けて、「ジェイヨ本人でさえ、どんなに僕らが彼を恋しく思っているかわかっていないと思う。ジェイヨに出会えたこと、彼の人生にや彼のオープンな姿勢に関われたことを誇らしく思う。僕の思いは彼の家族とともにある。何十億倍も」と友を失った悲しみと寂しさをつづり、追悼しました。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  6. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  7. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  8. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  9. “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  10. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に