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Nintendo Switchエミュレーター「yuzu」公開停止 開発者は任天堂に240万ドル支払いに合意(1/3 ページ)
開発チームは「著作権侵害に反対してきた」としています。
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Nintendo Switchのエミュレーター「yuzu」の開発元が、yuzuの公開終了を発表しました。開発者は任天堂に訴えを起こされ、240万ドルの支払いに合意したと伝えられています。
yuzuはSwitchのソフトをWindowsなどで動作させる非公式のエミュレーター。2月下旬に、任天堂が著作権侵害やDMCA(デジタルミレニアム著作権法)違反で開発者を訴えたと報じられていました。
yuzuのWebサイトは3月5日現在、「yuzuとyuzuでのCitra(ニンテンドー3DSの非公式エミュレーター)サポートを停止した」と伝えるメッセージのみ公開されています。
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開発チームは「著作権侵害に反対してきた」ものの、「われわれのプロジェクトは任天堂のコピー対策を回避可能なため、ユーザーは許可されたハード以外でゲームをプレイでき、広範な海賊版につながった」と述べています。「特に、ユーザーがわれわれのソフトを使って発売前にゲーム内容をリークさせ、正規の購入者やファンの体験を台無しにしたことには深く失望した」
開発チームは、コードリポジトリをオフラインにし、PatreonアカウントとDiscordサーバを停止し、近くWebサイトも閉鎖するとしています。
海外メディアは、yuzu開発者は任天堂に240万ドル(約3億6000万円)を支払うことに同意したと報じています。
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