床が鏡面のアート「下着を見に人が集まっている」投稿拡散 チームラボの展示で盗撮騒動(1/3 ページ)
過去には警察へ引き渡しも。
チームラボが手がける体験型デジタルアート施設において、女性の下着が盗撮できるとした画像付きのSNSの投稿をきっかけに、その画像の転載や同様の不適切な行為が拡散している。
「合法で下着見られる」と拡散
「チームラボが合法でjkパンチラ見れる場所と分かってからおじさんが集結してるらしい」――そんな文言とともに今は凍結され閲覧できなくなったある投稿者が、女性の下着を盗撮したと思われる画像を複数枚投稿した。チームラボ側は3月12日に事態を把握、その後対応に追われた。ねとらぼの取材に対し、行為自体に「大変遺憾に思っております」と回答している。
施設内には、「来場者が身体ごと巨大な作品に没入し、作品との境界も曖昧となり、身体も作品と連続的になるように」との表現上の意図を込めて、壁や床も鏡面の作品(空間)が存在する。
チームラボ側も以前から注意喚起はしており、「チームラボプラネッツ TOKYO」(東京都江東区)では、床が鏡面になっているためスカートの方は下着が映る可能性があることをWebサイトなどで注意事項として掲示、入館の際の映像で全ての来場者に注意喚起している。その上で希望すれば無料でハーフパンツの貸し出しも実施している。また、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」(東京都港区)でも、同じくWebサイトでの注意喚起と対策を記載した上で、映り込みの可能性がある床が鏡面エリアになっている作品の前では、腰布の貸出を行っている。
しかし、中には意図せずその空間に足を踏み込み、盗撮の被害にあう場合もあったという。過去には数件、被害者からの申し出で警察へ対応を依頼、身柄を引き渡したこともあった。今回の騒動を受け運営は、上記の各種注意喚起や対策用の備品の貸し出しに加え、床が鏡面になっている作品ではスタッフまたは警備員の巡回を実施している。
「いち早く本件のような意図せぬ事態が収束し、同じような被害に遭われる方がおられぬよう最大限の努力をしてまいります」とコメントしている。
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住民がスタッフに指摘しても強引に撮影を続行した。
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