32歳ですい臓がんステージ4のYouTuber、殺害予告したアンチが書類送検 詐病あらためて強く否定「証明書類を刑事さんにお見せした」(1/2 ページ)
「誹謗中傷する方がいなくなるまで続けます」
ステージ4のすい臓がん闘病を発信している夫婦のYouTubeチャンネル「sunny journey~サニージャーニー~」が3月20日に更新。チャンネル運営者の夫・こうへいさんが、匿名掲示板で殺害予告を行った相手が書類送検されたことを報告しています。
2022年から闘病中
「sunny journey~サニージャーニー~」は、もともと元保育士のこうへいさんとみずきさんが軽キャンピングカーで47都道府県を旅するYouTubeチャンネルとして始動。旅の途中だった2022年11月、32歳のみずきさん(現在は33歳)がステージ4のすい臓がんと分かり、長くて余命2年と診断されたことを公表してからは闘病の様子を配信し続けていました。
旅を中断して抗がん剤治療を続けた結果、2023年6月には根治を目指した手術が可能になったことを発表し、7月には“すい頭十二指腸切除術手術”が無事成功。2024年1月には術後の長期にわたる抗がん剤治療を終えたことを報告し、3月には念願の結婚式を挙げていました(関連記事)。
「遅かれ早かれ捕まることになる」 あらためて警告
今回の動画はこうへいさんが1人で出演し、「匿名掲示板に私たちの脅迫文を投稿していた方が1名在宅送致されました」「書類送検という言い方もするそうです」と報告。2023年8月に匿名掲示板に殺害予告が複数回書き込まれた際、警察に被害届を出していたそうで、「これに対して警察の方が捜査してくださって犯人を特定、犯人のもとまで行き在宅事件として捜査、2024年の2月22日に在宅送致されたそうです」といきさつを説明しています。
被疑者は警察の捜査に対して罪状を認めているとのこと。「私たちとしては示談するつもりはありません」と刑事事件として処理する方針で、起訴不起訴にかかわらず損害賠償請求を行うことも明かしています。
またこうへいさんは、「私たちの方針として、誹謗中傷や脅迫行為などの書き込みをした方でも、捜査の手が届く前や、私たちの開示請求で情報がこちらに分かる前に、身元を特定される前にですね、自分から弁護士さんを雇い、こちらの弁護士さんに連絡をくださった方は基本的には許すつもりです」と基本スタンスを説明。
実際に示談の申し出が1件あったそうで、「その方とは示談が成立しています。先方の弁護士さんが提示した示談金は50万円でしたが、私たちとしては示談金は必要ないと伝え、示談金なしで同意書を交わしました」と実際の合意書を公開。合意書には「乙が『好き嫌い.com、5ch.net、ヤフーコメント、ガールズvip等』において行った一切の甲及び本チャンネルに対する投稿について、権利侵害を含めて一切不問とする」と記されています。
こうへいさんは、「弁護士費用を払う、個人情報を私たちに委ねるなどそれなりのリスクを背負ってでも謝罪するという方は、もう同じことはしないと思います」と示談金なしで示談する理由を説明。一方で、「逃げられなくなってから謝るという方は許すつもりはありません。刑事民事で法律にのっとって最大限罰を受けていただきます」とハッキリとした線引きを強調しています。
また以前にも、匿名掲示板への殺害予告で逮捕された人物がいたとのこと。当時は警察から捜査協力が来たそうで、「警察に行って、自分たちが詐病でないと証明するための書類を刑事さんにお見せしました」「殺害予告の動機が、私たちが詐病でお金を集めて、詐欺を行っていると思い込んでしまっていて、それを見過ごしていることが許せないというものだったらしい」と振り返っています。
また動画後半では、「今回の脅迫の被疑者への損害賠償請求が終われば、また新たにそのお金で開示請求をします。それを繰り返して違法な誹謗中傷する方がいなくなるまで続けます」「私たちに違法な誹謗中傷を続ける限り、遅かれ早かれ捕まることになると思います」と徹底的に戦う姿勢を示していました。
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