DLsite、Visaなど一時停止中のクレジットカードブランドと交渉も「利用再開は難しい状況」(1/3 ページ)
同人誌・同人ゲームなどのダウンロードサイト「DLsite」は4月22日、一部のクレジットカードブランドが利用できなくなっている件について、「現時点での再開は難しい状況」と報告しました。
同サイトでは4月3日に突然VisaとMastercardの利用が一時停止に。4日にはAmerican Expressも一時停止となりました。その数日前には、同サイトが「クレジットカードブランドから成人向け作品を含むサービスへの要請があった」として、「ロリババア」を「つるぺたババア」にするなど特定語句を置き換えるとしてユーザーに通知したことが話題になっていました。
DLsiteは、クレジットカードブランドと再開の交渉を行っていたものの、現時点での再開は難しい状況と報告。Visa、Mastercard、American Expressブランドのクレジットカード決済は当面の間利用できないとしています。引き続き再開の交渉は行うとのこと。
同サイトでは当面、他の決済方法の利用やポイント購入を勧めています。クレジットカードでの決済は現時点ではJCBのみ可能となっています。
Webサービスが特定クレジットカードブランドの対応を終了する動きはこれまでにもあり、2022年にはDMM、2023年にはニコニコがMasterCardの取り扱いを終了しています。4月17日には会員制電子写真集サイト「月刊デジタルファクトリー」がクレジットカードによる直接の決済停止を発表しています。
一方でクリエイター支援プラットフォーム「Fantia」は、「クレジットカード会社やサーバー提供会社から各社に指摘がある」として、一部の対象文字列を伏字化する対応を取っています。
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