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ペンネームを“減点対象”に……江戸川乱歩賞の講評がSNSで議論呼ぶ 「作品だけで評価すべき」などの声(1/3 ページ)

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 第70回江戸川乱歩賞をめぐり、ペンネームを減点対象とする講評が議論を呼んでいます。

江戸川乱歩賞ロゴ(プレスリリースから)

 江戸川乱歩賞は、推理作家・江戸川乱歩が創設したミステリ作家の登竜門となる文学賞。書き下ろし長編ミステリー小説を公募し、これまで森村誠一、東野圭吾などが受賞しています。

 4月25日に第70回江戸川乱歩賞の最終候補作が発表され、2次予選を通過した作品の講評も公開されました。

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 議論を呼んでいるのは、「がにまた」というペンネームの応募者への講評。「ネタバレと言っていい題名、真面目につけたとは思えないペンネーム、ともに減点対象」と記されています。

議論を呼んだ講評(講評のページから)

 SNSでは「作品だけで評価するべき」など、作品内容と関係ない部分を減点対象とすることを疑問視するコメントが少なからず見られました(応募要項ではペンネームに関して「選考途中での変更は認められない」とのみ記載)。また江戸川乱歩が「エドガー・アラン・ポー」をもじったペンネームであったことから、「江戸川乱歩を冠する作品賞がペンネームで減点するのか」との意見も見られ、一時「エドガー・アラン・ポー」、同じくだじゃれのペンネーム「二葉亭四迷(「くたばってしまえ」に由来)」がX(Twitter)のトレンドに入りました。一方で、「ペンネームも作品の雰囲気に影響する」など理解を示すコメントも見られます。


トレンド入りしたエドガー・アラン・ポー

巻き込まれてトレンド入りした二葉亭四迷
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