Cocco、25歳息子の悪性リンパ腫を公表　この1年は「入退院と通院をくりかえした」「病気と戦った息子本人が1番大変だったはず」（1/2 ページ）

　歌手のCoccoさんが5月12日にInstagramを更新。モデルとして活動している息子のKotoさんが悪性リンパ腫で闘病していたことを公表し、現在の病状や心境を伝えています。

1999年生まれの25歳、モデルとして活躍する息子

　息子との2ショット3枚を投稿し、「昨年春に悪性リンパ腫の診断を受けた息子が、現在、寛解といえる状態まで回復することができました」と報告したCoccoさん。Kotoさんはこの1年、「思うような検査結果」がなかなか得られず入退院を繰り返していたそうで「病気と戦った息子本人が1番大変だったはずで、 私はただ見守ることしかできなかった立場だけれど、思うよりずっと自分も疲れていることに気がつきました」と病気との1年を振り返っています。

　子どもの有事には自らを責めがちな親の心境をつづり、「今回のことで、誰のせいでも何のせいでもないことが起こることもある、と知りました」と自身が得た気付きをシェアしたCoccoさん。

　その経験から「もしも今、そんな出来事に困惑し自分を責めている人がいたら、それは誰のせいでも何のせいでもない、と伝えたいです」「心から、これがあなたに届くことを願っています」と同じような立場の人の心に寄り添うメッセージも伝えました。

　また、心配する気持ちを抱えながらライブやレコーディングをこなし、気を張っていたこれまでに決別し、「もうここまで自分と付き合ってきて、自分を理解しているから、 今、大丈夫なふりをしたら元に戻るのに大変な時間がかかるだろう、と これ以上無理にがんばることを、とりあえずやめようと思いました」と宣言しています。

　寛解といえども今後もKotoさんは経過観察と検査の日々が続くことも伝えながら、Coccoさんは「やっと戻りつつある何気ない日常に感謝しながら親子共々ゆっくりと、それぞれの明日に向かって前に進んでいきたいと思っています」と現在の気持ちについてもつづりました。

　Kotoさんは1999年生まれの25歳。181センチの身長を生かし、モデルとして過去には「Louis Vuitton Baroque Footwear Campaign」や「CELINE HOMME 2022 SUMMER COLLECTION “COSMIC CRUISER”」のショーやコレクションに起用された経歴を持ちます。国内外の多くの広告にも登場し、活動していました。