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押井守「紅い眼鏡」4Kリマスター化クラファン、目標金額の3倍に到達 押井監督が技術的側面からリマスターの意義明かす(1/4 ページ)

「ケルベロス・サーガ」の原点にして「犬の呪い」の始まりとなった「紅い眼鏡」。

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 映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」などの作品で知られる押井守さんの実写作品「紅い眼鏡」を4Kデジタルリマスター版にするためのクラウドファンディングに、目標金額の3倍を超える支援が寄せられています。これを受け、リターンをアレンジする「早期達成大感謝祭」の開催が決定しました。


開始から1日で目標1000万円を達成した「紅い眼鏡」4Kリマスター化クラファン

「ケルベロス・サーガ」の原点にして「犬の呪い」の始まり

 4月29日にスタートした同クラファンは、フリーの演出家である野田真外さんが起案者となり、今はなき東京現像所から引き上げた「紅い眼鏡」の35mmネガフィルムを4K画質でレストアしようとするもの。6月27日まで支援を募る予定ですが、開始1日で目標金額を達成し、現在は3100万円を超える応援が寄せられています。

 盛況を受けて開催が決まった「早期達成大感謝祭」では、1万円以上の支援者に送られる4Kデジタルリマスター版のBlu-ray Discに加え、4K UHD版も併せて送付。6月3日には新たなリターンとして川井憲次さん、押井監督サイン入りディスクコース(4万円)と、海外からの応募用コース(押井監督のサイン入りコース)を追加。また新たに3500万円のストレッチゴールを設け、通常ケースからスチールブック(スチール製ケース)にグレードアップすることが発表されました。

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 「紅い眼鏡」は、凶悪犯罪の激増を受け、強化服「プロテクトギア」と重火器で武装した「対凶悪犯罪特殊武装機動特捜班」(特機隊)が警察に組織された20世紀末が舞台のモノクロ作品。もともとは声優・千葉繁さんのプロモーションフィルムを作るという自主映画企画だったものが、35mmフィルム撮影での本格的な映画となり、押井さん初の実写長編作品となったもの。後の「ケルベロス 地獄の番犬」「人狼 JIN-ROH」につながる「ケルベロス・サーガ」と呼ばれる作品群の起点にもなっています。

 スタッフも脚本の伊藤和典さんをはじめ、押井さんがチーフディレクターを務めた「うる星やつら」の関係者が参加している他、キャストには主演の千葉さん以外も鷲尾真知子さんや田中秀幸さん、玄田哲章さんらが参加。すでに故人となった声優の永井一郎さんや、アニメーターの大塚康生さんらの動く姿が見られるといった意味でも貴重な作品です。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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