ニュース

屋根裏で保護した子猫が、心優しき元野犬と出会い1年後…… 強い絆で結ばれた家族のお別れに「涙が止まりませんでした」「いつまでもみんな忘れません」(1/2 ページ)

時間じゃないんだよね。

advertisement

 屋根裏で保護した子猫が家族として迎えられ、先住犬たちと強い絆で結ばれてゆき――。ある家族の物語がYouTubeチャンネル「むぎタナとりんすず」に投稿されました。記事執筆時点でこの動画の再生数は52万回を超えています。みんながみんなに出会えて良かった。

屋根裏で子猫を保護しました
「【屋根裏で保護した子猫】1年間の成長記録~強い絆で結ばれた家族の物語~」

りんちゃん登場!

 ある日、投稿者さんは知人から「屋根裏から子猫を保護したものの途方に暮れている」という相談を受け、里親が見つかるまでのあいだ子猫の面倒を見ることになりました。子猫の名前は「りん」ちゃん。当時、投稿者さんの家には元野良犬の「むぎ」くん(2006年生まれ)と元野犬の「タナ」ちゃん(2022年生まれ)が暮らしており、子猫の姿を見た2匹は元気よく鳴くりんちゃんにびっくりしていました。

 りんちゃんは病気やケガもなく、良く寝てごはんをいっぱい食べて、すくすくと育ちました。呼んだら来るほどに懐いていき、タナちゃんもりんちゃんに興味津々! 当時のタナちゃんはまだ1歳で、初めて見る子猫への接し方に戸惑っていましたが、徐々に心を通わせ、お世話をしてくれるようになっていきました。

advertisement
慈愛に満ちたまなざしに

 そしてむぎくんもりんちゃんを受け入れ、いつしか一緒に眠るようになりました。「遊びたいときはタナ姉」「くつろぎたいときはむぎJi(爺)」と、上手にふたりとの付き合い方を学んでいくりんちゃん。むぎくんと一緒にいる姿は、すっかり「おじいちゃんと孫」です。りんちゃんはむぎくんの優しさに甘えまくりで、たびたび背中に乗ってしまうほどでした。

すっかり心を通じ合わせたワンコたちとりんちゃん
すっかりおじいちゃんと孫です
くつろぎたいときはタナちゃんでくつろぎたいときはむぎくん
背中に乗っちゃいます

すずちゃんがやってきた!

 りんちゃんが来てから3週間後、なんと知人が再び家の床下から子猫を発見。月齢から、りんちゃんの姉妹であることが推測されます。仮の名前は「すず」ちゃんとして、投稿者さんは今度こそ里親を見つけるために、すずちゃんを預かることにしました。

 タナちゃんが心配そうにガラス越しで見守る中、体調の悪かったすずちゃんはめきめきと回復。隔離生活が終わり、ハウス越しで対面すると、りんちゃんとすずちゃんはお互い威嚇しまくり! 数日して落ち着いたところを見計らってハウスから出すと、さらに大きく威嚇し合ってしまいました。しかし、じゃれ合いのようなケンカが続いたのち、ついにふたりは楽しそうに遊ぶようになっていきました。

 そしていつしか、すずちゃんがりんちゃんを毛繕いしてあげるような姿も見せるように。投稿者さんの膝上で重なって眠るくらいに仲良くなり、お互いなくてはならない存在になっていったのです。里親さんは探していたものの見つからず、すずちゃんも家族として迎えられました。

お互いなくてはならない存在に
みんなで過ごす穏やかな時間

みんなで車中泊旅にも

 すっかりにぎやかになった投稿者さんの家。ワンコたちと猫ちゃんたちの関係も良好で、みんなでおだやかに眠っている姿はいとおしいばかりです。すくすくと育ったりんちゃんとすずちゃんは、むぎくんタナちゃんと一緒に車中泊旅にも行きました。投稿者さんはもともと車中泊旅をワンコたちと楽しんでおり、りんちゃんたちは練習を重ね、無事デビューも終了! ぎゅうぎゅう詰めの旅行だけど、みんなとっても楽しそうです。

advertisement
移動の車内はいつもぎゅうぎゅう詰め

 リードを付けた状態で家族みんなと旅をして、川を下り、キャンプをするなど、さまざまな体験を通して多くの景色を家族で共有します。

むぎくんの旅立ち

 大きくなってもやっぱり大好きなむぎくんと寄り添って眠るりんちゃん。穏やかな日常が過ぎてゆくある日、むぎくんが体調を崩してしまいました。りんちゃんはいつもと様子が違うむぎくんを心配しているようです。

むぎくんのお世話をするりんちゃん

 りんちゃんはむぎくんのお世話をするようになり、一生懸命毛繕いをしていつもそばにいます。酸素風呂で療養中のむぎくんに、りんちゃんとすずちゃんが付き添うことも……。最後の治療に出掛けたときも、むぎくんにずっと寄り添っていました。そしてこれが、ふたりとむぎくんとの最後のふれあいとなりました。

そっと寄り添うふたり

 むぎくんが旅立った日の深夜。安らかに眠るむぎくんのそばでお別れをするりんちゃんとすずちゃん。お花に囲まれて眠るむぎくんのまわりをぐるぐると歩いて、何度も顔をうかがいます。タナちゃんもそばで静かに横たわりました。投稿者さんは、「亡くなったら必ず対面させて、理解してもらおうと思っていました」と語ります。

旅立ったむぎくんを見つめるりんちゃん

むぎくんがいないことを理解したりんちゃん

 むぎくんが虹の橋を渡り、四十九日が過ぎてしばらくたった明け方、ペットカメラにはりんちゃんがむぎくんを探しているかのようにウロウロしながら、悲痛な声で鳴いている姿が映っていました。その行動は毎日のように続いたのです。

advertisement

 投稿者さんがむぎくんの遺影を特大パネルに入れてかざると、不思議そうに写真をのぞき込むりんちゃんとすずちゃん。しばらくするとふたりはむぎくんの写真の前で寝るようになりました。以降はむぎくんを探すようなことはなくなったようです。投稿者さんは、りんちゃんがむぎくんと過ごした時間はたった半年ではあったものの、「むぎさんの存在がりんにとっていかに大きかったかを思い知りました」と回顧します。

むぎくんの遺影の前で眠るふたり

りんちゃんとすずちゃんは1歳に

 そんなりんちゃんとすずちゃんも1歳になりました。ふたりとも新しい車にもすぐ慣れて、車中泊旅も順調です。投稿者さんは「これから一緒にどんな景色がみられるのか今から楽しみです」という言葉で動画を締めくくっています。

大きくなったりんちゃんとすずちゃん。これからも旅を楽しんでね

むぎくんは伝説のワンコです

 コメント欄には「分かってるつもりでしたけど、やっぱりむぎ君居ないのさみしいですね…」「ムギさんとは一年も一緒に過ごさなかったリンスズちゃんでもこんなにも寂しがってやっぱりムギさんは伝説のワンコですね~」「素敵な動画ありがとうございました。むぎちゃんの姿みれて嬉しかったけど泣いちゃいました」といった声が寄せられました。

 かけがえのない時間の中、強い絆で結ばれて家族となったむぎくんとタナちゃん、そしてりんちゃんとすずちゃん。むぎくんの存在は、これからもみんなの心に残っていくのでしょう。

 YouTubeチャンネル「むぎタナとりんすず」では、みんなのにぎやかな日常の様子や成長の記録を数多く公開しています。また、車中泊の様子はYouTubeチャンネル「わんずと車中泊」で公開中です。

advertisement
「兄犬がいなくなってすっかり怯えるようになったタナが、妹猫のお陰で乗り越えられるまでに成長しました」
「【母猫に捨てられた子猫】1年間の成長記録~ひとりぼっちからみんなに愛されるまで~」
「【もうすぐ17歳】また走り出したむぎJiその意外なワケ」

画像提供:YouTubeチャンネル「むぎタナとりんすず」

オススメ記事

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
  2. ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
  3. 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
  4. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  5. 「どういうことなの!?」 ハードオフで13万円で売っていたまさかの“希少品”に反響「すげえ値段ついてるなあ」 
  6. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. 「衝撃すぎ」 NHK紅白歌合戦に41年ぶり出演のグループ→歌唱シーンに若年層から驚きの声 「てっきり……」
  8. 知らない番号から電話→AIに応対させたら…… 通話相手も驚がくした最新技術に「ほんとこれ便利」「ちょっと可愛くて草」
  9. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  10. 「見間違いかと思った」 紅白歌合戦「ディズニー企画」で起きた“衝撃シーン”に騒然「笑った」「腹痛い」