京都タワーのキャラ「たわわちゃん」事業終了 作者が使用料などのトラブル明かす タワー運営「当社の見解と異なる」(1/2 ページ)
ニデック京都タワーのキャラクター「たわわちゃん」が事業終了となることが突然発表されたことについて、作者がコメントを発表しました。キャラクター使用料が無償に近く、交渉を一方的に打ち切られたと作者が明かす一方、タワー運営側は「当社の見解とは大きく異なる」としており、主張が食い違っています。
20年前に生まれた「たわわちゃん」
たわわちゃんは京都タワー開業40周年を記念して2004年に生まれたキャラクター。彦根城の「ひこにゃん」の生みの親であるもへろんさんが手がけました。
ニデック京都タワーを運営する京阪ホテルズ&リゾーツは7月11日に、ライセンス契約の終了に伴い、8月7日付けでたわわちゃんに関するキャラクター事業を終了すると発表しました。
もへろんさんは20日にたわわちゃん終了についてコメントを発表。その中で、たわわちゃんのキャラクター使用料は無償に近く、使用料設定の交渉も門前払いだったとし、今年(2024年)使用料の交渉を一方的に打ち切られたと述べています。
「作家/クリエイターへの扱い・認識の問題であり、コンプライアンスにおいてお付き合いできる企業ではない」としてキャラクター事業を終了させたともへろんさんは説明。またグッズの中で一部ライセンス無断使用や売り上げ申告漏れがあり、弁護士をまじえて交渉しているとしています。
なおたわわちゃんの権利はもへろんさんに戻るため、今後新しい活躍ができるように考えているとのこと。
ニデック京都タワー側の見解
ねとらぼ編集部がこのコメントについて22日に京阪ホテルズ&リゾーツに問い合わせたところ、同社の見解とは異なるとの回答がありました。
「先方のご主張は、事実関係を含めて、当社の見解とは大きく異なるものであり、当社としては、これまで誠実にコミュニケーションを取らせていただいてきたと考えており、また、今後も誠実に対応させていただきたいと考えております」(京阪ホテルズ&リゾーツ)
なお京都タワーは2024年4月から、ネーミングライツ契約によりニデック京都タワーとなっています。SNSではたわわちゃんの事業終了とニデックの関連を憶測する投稿も見られました。京阪ホテルズ&リゾーツは19日に、ニデックは関係ないと否定するコメントを発表しています。
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