三山凌輝x久保史緒里がW主演務める映画「誰よりもつよく抱きしめて」2025年2月に公開　原作者絶賛「タレントイメージを裏切る演技」「納得の女優力」（1/2 ページ）

　三山凌輝さんと久保史緒里さんがW主演を務める映画「誰よりもつよく抱きしめて」が2025年2月に公開決定。2PMのファン・チャンソンさんの出演も明かされました。

　新堂冬樹さんの同名小説を映画化した同作は、強迫性障害による潔癖症により同棲する恋人にも手すら触れることができない男性と、自分の揺れ動く心に思い悩む恋人の女性、恋人と触れ合っても心が動かない男の関係が交錯する純愛物語。

　監督は「ミッドナイトスワン」「サイレントラブ」をはじめ、生きづらさを抱えながらも愛を通して他者と関わる人間の様相を写し取ってきた内田英治監督。脚本は、東京藝術大学大学院映像研究科脚本領域で坂元裕二さんに師事し、「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」などを手掛けたイ・ナウォンが手掛けます。

　潔癖症の水島良城役を演じるのは、7人組ダンス＆ボーカルグループ「BE:FIRST」でRYOKIとしても活躍し、今作が映画初主演となる三山さん。水島の恋人で自分の揺れ動く心に思い悩む書店員・桐本月菜役には、乃木坂46のメンバーで大河ドラマ「どうする家康」に出演するなど俳優としても活躍する久保さん。水島と月菜の関係が不安定になる中、月菜の前に現れた恋人と触れ合っても心が動かない男、イ・ジェホン役を、韓国ボーカルダンスグループ「2PM」のメンバー、ファン・チャンソンが演じます。

原作者絶賛「彼女のような人を天才というのだろう」

　原作を手掛けた新堂さんはコメントで、「三山さんがいい意味で『BE:FIRST』の三山凌輝のイメージを崩してくれた」と、脅迫的潔癖症を患っている良城が憑依したような演技を見せた三山さんを絶賛。「ここまでタレントイメージを裏切る演技をした若手役者を見た記憶がない」と伝えています。

　また、久保さんについては「言葉を失った」とも。「セリフのうまさはもちろん、セリフがないときの表情や瞳の演技が、セリフがあるときと同等、もしくはそれ以上に心に伝わってきた」という久保さんの演技を「小説家風にたとえると、顔面筋、毛細血管の一本一本まで動かす演技力、という感じだ」と紹介。「陳腐な言葉かもしれないが、彼女のような人を天才というのだろう」とこちらも絶賛しています。