ニュース

塩、ふりかけ、焼肉のタレ……アリが好きな物はどれ? 小1男子の自由研究、“意外すぎる結果”に「ダントツが砂糖じゃない…だと?」(1/2 ページ)

実験を見届けたお母さんに詳細を聞きました。

advertisement

 砂糖、蜂蜜、イチゴジャム、のりたまふりかけ、塩、レモン汁、しょうゆ、焼肉のタレ――この中で一番アリが好きなのはどれかな? 小学1年生の男の子が取り組んだ、夏休みの自由研究がワクワクします。

甘い物ばかりでなく、塩やレモン汁も含めて比較。さて、アリのイチオシはどれだろう?

食品全8種類の中でもっともアリに人気だったのは“意外”な食品

 話題の主は、日本画家の大森亜矢子(@_aya_1011_)さんの次男くん。前述の調味料や食品全8種類を、それぞれペットボトルのキャップに詰めて庭に出し、24時間放置してアリの反応を調べました。

 開始から1時間おきに経過を見ると、一番人気は意外にもふりかけ。そこにイチゴジャムや砂糖、焼肉のタレが続きます。

advertisement
塩やレモン汁、しょうゆもたまに売れるのだとか

 その傾向は変わらぬまま続き、ふりかけの減り具合が顕著に。イチゴジャムや蜂蜜、焼肉のタレも人気はあるものの、その粘性ゆえにアリが足を取られたり溺れたり、なかなか持ち帰ってもらえないようです。

開始から2時間後の状態。粘性のある食品はほぼほぼトラップに

ほぼ上位が判明し、溺れさせるのもなんなので条件を変更

 開始から数時間で上位は判明したし、アリを溺れさせるのもしのびないしと、実験の条件は少々変更。サラサラで持ち運びにくそうな砂糖や、粘性の高い食品には水を足して観察を再開します。

実験開始後5時間の状態。運びやすくなった結果、砂糖と蜂蜜の減り具合が加速している

 その結果、砂糖や蜂蜜の人気は高まったものの、ふりかけの優位は変わらず、実験終了時には唯一の“売り切れ”。ほかにも、蜂蜜にのみ小さくて茶色いアリが集まるといった気付きがあったそうです。

ふりかけがまさかの優勝

アリの自由研究を選んだきっかけは?

 この興味深い実験は、X(Twitter)で13万件のいいねがつくなど大きな反響を呼びました。「ダントツで砂糖だろうと思ったら……」と意外な結果に驚く人や、「アリにとって視認性が良い黄色で、持ち運びやすいふりかけが喜ばれたのでは」と推測する人など、さまざまな声が寄せられています。

 編集部は、息子の研究を見届けた大森さんに、実験を始めたきっかけなど詳細を聞きました。

advertisement

―― この自由研究を始めたきっかけは何ですか?

大森 以前公園でピクニックをしていたら、三男がこぼしたおにぎりにアリがたくさん集まっていました。巣に運ぶのを皆で観察するのがとても楽しく、次男くんが「いろんな食べ物でやってみたいね!」と思いついたんです。

 そんなとき、Xで同じ自由研究をされているご家庭を発見したので次男くんに見せたところ、「やっぱりすごくいいね! 早くやりたい!」とやる気をアップさせていました。次男くんは三兄弟の真ん中で、手をかけることが少なくなりがちなので、次男くんがやりたい! と思ったことにはなるべく寄り添ってあげたいなと考えて、この案で進めることにしました。

―― 食材選びがユニークに思えますが、チョイスの基準などはありましたか

大森 食材は次男くんが「アリはしょっぱいものやすっぱいものも好きかな? って気になったから」と、自由に選びました。焼肉のタレとふりかけは自分の好物だそうです(笑)。

advertisement

―― Xで多くの反響が寄せられていますが、お子さんの反応はいかがでしたか

大森 次男くんには「たくさんの人が褒めてくれたよ!」と伝えました。小1になってからひらがなを書くのをとっても真面目に頑張っていたので、字を褒めてもらえたのが特にうれしかったようで、「地球のたくさんの人がほめてくれてうれしかったです!」と言っていました。

―― 寄せられた反応の中で印象に残ったコメントは?

大森 「黄色は視認性が高いのでふりかけと蜂蜜が人気なのでは」「水を足した蜂蜜や砂糖に集まるのは吸蜜する種類のアリ」といったコメントが興味深かったです。「子どもの頃に同じ実験をした」「懐かしい」「昔はペットボトルキャップがなかったので、水ようかんの空き容器でやった」と、自身の体験を語ってくださるかたもいました。


 「次男くんに『自由研究のおかげでフォロワーさんが増えた』と伝えたところ、『お母さんの絵がもっとたくさん見てもらえるようになってよかったね!』と言ってくれた」と、大森さん。そんな優しい息子さんは、「2年生の自由研究は、いろんなふりかけでやってみたい!」と語っていたそうです。

advertisement
大森さんは食べ物の絵を多く手がける日本画家。9月30日まで新宿で個展を催しています

協力・画像提供:大森亜矢子(@_aya_1011_)さん

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. そうはならんやろ “0円の画材”と“4万円の画材”、それぞれでジョーカーを描いてみた結果に驚き【海外】
  2. マクドナルド、兎田ぺこらとのコラボ匂わせ→斜め上の解釈で生まれた“架空のキャラ”に爆笑 「それにしか見えないw」
  3. 「ジオング」を“貴婦人風”に徹底アレンジした結果…… 2年がかりの“超大作3DCG”に反響 「立体化してほしい」
  4. 心身不調の壇蜜、1年の“30%以上が入退院”な難事に本音吐露 次々襲うネガティブ変化に「難所は多種多様」「長生きって難しい」
  5. 100均のクッションゴム、まさかの使い方に目からウロコ 家中の“プチストレス解消法”に「思いつかなかった!」「これはすごい」
  6. 「普通に失礼だとか思わないんかな」 小浜線公認キャラの展示パネルを覆うように“貼り紙”で謝罪 観光協会「不快な思いをさせた」
  7. 売上7億円超の人気漫画『小悪魔教師サイコ』作画家・合田蛍冬氏が出版社を提訴した訴訟が和解 同一原作の後発漫画が出版されトラブルに 出版社は謝罪
  8. 大竹しのぶ、お別れ近づく“孫娘”と笑顔のペアルック 10年後の17歳でも「私達の事覚えていてくれるかなぁ」
  9. 患者から「相談しづらい」と言われた男性医師が決断→イメチェンした爽やかな姿に「うぇ!? 同じ人!?!?」「髪型変えると表情も変わる」
  10. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】