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「掃除したのにトイレがにおう」から誕生 シヤチハタが“尿ハネ”を可視化するスプレー「ミエルモ」開発(1/3 ページ)

隠れた尿ハネをきれいにしてにおいの元を絶つ!

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 トイレをきれいにしたつもりでも、尿のしぶきはひそかに飛散しているもの。この“尿ハネ”を掃除しやすいよう可視化するスプレー「ミエルモ」を、印鑑でおなじみのシヤチハタが開発しました。

シヤチハタが独自に開発したスプレー「ミエルモ」
便器に吹くと、これまで見えていなかった尿ハネの跡が青く染まって分かりやすくなります

座って用を足しても尿はハネている!?

 誕生したきっかけは、同社のある社員が経験した出来事。掃除はしているし、ハネないよう気を付けて座って用を足しているのに、トイレがなぜかにおって困っていたといいます。

 調べてみると、座ってしても尿ハネは便座の裏などに付着し、場合によっては便座の隙間から外側へ漏れてしまうことが判明。放っておくとにおいの原因になるのに、見えにくくて掃除できない――そんな悩みからミエルモの開発が始まったとのことです。

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まあ、便座の裏に付くのは仕方ないし理解もできる
でも、外側に漏れるとは想像できなかった……

シヤチハタのインク技術で汚れを可視化

 シヤチハタは長年培ったインク技術を応用。青い着色剤と消色剤(次亜塩素酸ナトリウム)の、2つのボトルを内蔵したスプレーを開発し、汚れの可視化を実現しました。

 ミストを吹き付けると、汚れのない箇所では消色剤が着色剤に作用し、色を透明に。汚れている場所では消色剤が尿に作用するため、汚れた部分のみ着色剤の色が残る仕組みです。

「漂白可視化法」というそうです

 消色剤は洗浄成分として機能するため、青くなった部分を拭き取れば、汚れを除去することが可能。除菌効果もありますし、見えていなかった汚れを「確かに掃除した」と認識できて、気持ちの上でも満足感があって良さそうです。

 販売はクラウドファンディングサイトのMakuakeで実施。1本で1280円や2本で2490円、3本で3840円といったコースが用意されています。

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