「米米CLUB」元メンバー、ALS公表から1年後に逝去……最期の言葉は介護施設で3カ月前「鍵盤ももう弾けなくなり」「毎日なんとか明るめに生活」(1/2 ページ)
2023年10月にALSを公表。
「米米CLUB」ボーカル・石井竜也さんが11月28日にX(Twitter)を更新。元メンバーの“ジュリアーノ勝又”こと勝又隆一さんの訃報を伝えています。
「凄さに鳥肌が立ったのを覚えています」
石井さんは勝又さんの逝去を伝え、「米米CLUBの頃から一緒にやってきて、97年に米米を解散してからも、初期の頃を支えてくれたアレンジャーで、もう一度、勝又さん一緒に仕事をしたい! と、ずっと願っていました」と無念の思いを投稿。
「眉間に皺なんて見たことないくらい、いつもニコニコされている方で、米米ではくだらないことを馬鹿笑いしてくれてました」と温和な人柄に触れ、「石井ソロになって一緒にやってくれた『アンモナイト』という番組では、シティポップのアレンジ力を隣で感じて、その凄さに鳥肌が立ったのを覚えています」と音楽家として才能を絶賛しています。
最後には、「勝又さんが紡ぐ音楽には、その温かい人柄が表れてました。僕らは、彼の分も心に刻んで、これからやっていきます。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した石井さんでした。
難病ALSで闘病
勝又さんは1995年に米米CLUBに加入し、1997年の解散まで在籍。2023年10月に指定難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を公表しており、自身のInstagramでは闘病生活を送りながら音楽活動を続ける姿を発信してきました。
2024年5月の投稿では、「ALSという超難病が進行してしまい全身が衰えまくり介護施設に入る事となりました すいません、セッションは終了となります 音楽の良き時間を過ごして頂いた皆様 本当にありがとうございました」と感謝をつづりながら介護施設に入所することをお知らせ。
最後の投稿は9月9日となり、音楽機材を整えた入居部屋で笑顔を浮かべる姿とともに、「ALSという超難病も進んでしまい介護施設入ってもう3ヶ月半 ですが毎日なんとか明るめに生活できております」と病気の進行を伝えたほか、「部屋では目の前に鍵盤も設定してありもう弾けなくなりましたが音楽を聴きながら頭では演奏出来ておりまする~」と軽妙なタッチながら衝撃報告も。
しかし終始明るい筆致を崩すことなく、「な、な、なんと毎晩酒飲める!!な感じで~す」「YouTubeでは自分の作品も聴く事ができて超感謝です」と絵文字を大量に駆使しながら現在の生活を楽しんでいる様子をつづっていました。
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