SNSのあしあと“踏み逃げ”を嫌うのは「社会人既婚男性」ねとらぼ

SNSで“読み逃げ”“踏み逃げ”は許せない! と聞くと「スイーツ(笑)」と口走っていた人には衝撃の結果。踏み逃げ許容度が最も低かったのは「社会人既婚男性」だったという。その理由は?

» 2008年10月09日 14時43分 公開
[ITmedia]

 SNSで「あしあと“踏み逃げ”は許せない!」という話を聞くと「スイーツ(笑)」と口走りがちだが、実は踏み逃げを最も嫌っているのは「社会人既婚男性」──という調査結果を、SNS「Lococom」を運営するネクストが公開した。

 「あしあと」(足跡)は、SNSで自分のページに他のユーザーが訪問した履歴を分かるようにする機能。ユーザーが訪問して日記を読むなどし、コメントを残さずそのまま去っていくことを「踏み逃げ」「読み逃げ」などと呼び、一部の人にとっては憤激の対象になっている(「mixi読み逃げ」ってダメなの?)。

 ネクストは今年6月、SNSやコミュニティーサイトを日常的に使っているという全国都市部在住の20歳以上の男女を対象に、SNSなどの利用実態をネット調査した。有効回答数は999人(男性425人、女性574人)。

photo 足跡機能について(地域コミュニティサイトLococom調べ)

 それによると、「足跡だけ残してコメントを残さない人には腹が立つ」と質問に対し、「非常に近い」「やや近い」の合計が11.6%と最も多かったのが「社会人既婚男性」。その次が専業主婦だった。

 あしあと機能そのものについては、全体の46.5%が「行動を監視されているようで嫌だ」と答えた。一方、「足跡機能は必要だ」と回答した割合が最多だったのも社会人既婚男性で、27.9%だった。

 「足跡が残っていてもコメントの有無は気にしない」、つまり踏み逃げを気にしないと答えた割合が多かったのは学生と「社会人未婚女性」。学生は72.3%、社会人未婚女性は72.4%が気にしておらず、この点ではネットに流布する「スイーツ(笑)」的なイメージからは遠い。

photo 日記の公開範囲

 踏み逃げ許容度の低さでは共通していた社会人既婚男性と専業主婦だが、日記の公開に対する意識には大きな差が。日記を「全員に公開している」割合が社会人既婚男性層では32.1%なのに対し、専業主婦は18.4%と、他の層と比べても最低だった。専業主婦は53.8%が「友人のみ公開、もしくは部分公開に限定している」という。

 同じ踏み逃げ嫌いでも、その理由は異なるようだ。ネクストの金相集さんは、“内輪と外輪”で解釈。専業主婦は日記の公開範囲の狭さに見られるように、「内輪の人間関係に関心が高い一方、第三者との新たな関係構築には消極的な傾向がある」。このため「内輪同士の行動ウォッチと見知らぬ第三者への警戒の、両方の意味を含めて足跡を気にしていると考えられる」と見る。

 一方、社会人既婚男性は日記を全体に公開する傾向があるなど、「“外輪”ネットワーキング志向が強い」。「自分の趣味や感心を軸とした新たな人間関係への訴求が強いがゆえに、足跡を気にしていると考えられる」としている。

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