あんなところに萌えキャラ こんなところにひろゆき氏――「ねとらぼ」総決算:ねとらぼ(1/2 ページ)
ITちゃんアイコンでおなじみの「ねとらぼ」コーナーから今年の人気記事ベスト50を紹介するポ!
「“ネット”と、Web2.0的に流行りの“ラボ”をひっつけて『ねと☆らぼ』でどうだ。ネットへの“ラブ”もかけて」
ITmedia News編集長のそんな思い付きで始まったのが、今年4月にスタートした「ねとらぼ」のコーナ(☆は「流行らなくなったら恥ずかしいから」と取りました)。ネットで気になる話題を1日1つずつ紹介してきた。
週1回ペースで更新されるITちゃんアイコンとともに人気コーナーに成長。その日のアクセストップがねとらぼ記事、という日も少なくなかった。
アクセスを集めたねとらぼ記事を中心に紹介しながら、1年を振り返ろう。最後に50位までのランキングあり。
あんなところにも萌えキャラ
5月、総務省のサイトに突然「電波りようこ」という謎のキャラが現れた。手にステッキを持った魔法使い風の女の子のキャラだ。イラストSNS「pixiv」には、電波りようこのイラストが60件以上投稿されるなど、人気を集めている。さすがクールジャパン!
萌えキャラの進出は止まらない。東武鉄道は、黒髪で清楚な「姫宮なな」というキャラを「お客さまセンター」のマスコットに採用。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は月周回衛星「かぐや」を擬人化したキャラを公開した。
「ジョジョの奇妙な冒険」で人気の荒木飛呂彦さんが表紙を描いた「伊豆の踊子」の文庫本が発売されて話題になったが、来年には萌えキャラが表紙の古典文学作品が発売されるんじゃないか――と記者はひそかに思っている。
萌えキャラに負けない人気!? 「せんとくん」と「やる夫」
そんな萌えキャラたちに負けてはいられないと立ち上がった(?)のは「せんとくん」だ。「かわいくない」といった批判が続出したが、記者はせんとくんとその兄・鹿坊のおだやかな表情に癒された。
奈良県の公式サイトでは「ゆっくりしていってね!」というせんとくんのメッセージが表示されているが、「東方Project」のアスキーアートとは関係ない、らしい。
アスキーアートの「やる夫」も人気。米国のWebメディア「WIRED」もやる夫の特大画像を掲載。2ちゃんねるでは、やる夫を使って歴史や教養などを解説するスレッド「やる夫で学ぶ」シリーズが話題になった。
記者もやる夫を使ってみたいなぁ……年末だし、ねとらぼだし、きっと許されるはず……ということで登場させてみた。
おそらくこれが最初で最後です。
ひろゆき氏の1年を勝手に振り返る
2ちゃんねる管理人の西村博之(ひろゆき)氏に関する記事も人気も集めた。ねとらぼアクセスランキング1位は「ひろゆき氏、警察から来た『犯行予告は110番』メールで2chにスレ立て 『直接伝えたほうが早そうだし』」という記事。週刊「SPA!」に登場した半裸で手にバナナを持ったひろゆき氏に驚いた人も多かったかもしれない。
ひろゆき氏が公開したサイト「萌えネコ写真館」「萌え犬写真館」や、ニコニコ大会議で飾られたひろゆき氏の胸像も話題になった。mF247事業譲渡の優先交渉権を1000万1000円で落札したことでも注目された。
日本フットボールリーグ(JFL)のプロサッカーチームFC琉球(フィリップ・トルシエ総監督)のホーム最終戦は、「ひろゆき記念」としてニコニコ生放送でライブ配信された。
ひろゆき氏が取締役を務めるニワンゴが運営する「ニコニコ動画」の話題も多かった。IKZOこと吉幾三さんもニコ動に“降臨”。ニコ動の人気曲を集めたCD「CDで聞いてみて。〜ニコニコ動画せれくちょん〜」や、ニコ動の人気曲をトランス風にアレンジしたカバーアルバム「ウマウマできるトランスを作ってみた」も発売された。
初音ミクが痛車に ITちゃんも
今年も「初音ミク」人気は健在だった。フィギュアには予約が殺到。「機動警察パトレイバー」などで知られる漫画家・ゆうきまさみさんもブログでお気に入りの初音ミク楽曲を紹介していた。
ついには初音ミクの痛車も登場し、「SUPER GT」に参戦。来年も続けて参戦する予定で、個人スポンサーや、来年の車体デザインも募集している。
われらが「ITちゃん」の痛車も「パーティーレース RX-8・マスターズクラス」の最終戦に参戦したが、こちらは次回の参戦予定はなし。残念……
そもそも、ITちゃんて一体何?――と疑問をお持ちの方は、ねとらぼ番外編「ITちゃんと呼んでくれ」をご覧ください。
男性用ブラ、電光掲示板腕時計――ネットで売られるちょっと変なもの
ネットで販売されるユニークな商品も紹介してきた。記者が最も驚いたのは楽天市場で人気の男性用ブラジャーだ。ロイターも報道するなど、世界的存在になった。
「新宿・池袋方面 電車がまいります」――JR山手線のホームにある電光掲示板をリアルに再現した腕時計も話題になった。
貧乏ゆすりの“ビート”を記録して解析し、集中力を高めるのに役立てられるという製品「YUREX」も紹介した。来春発売予定だ。
こちらは無料だが、JR西日本がWebサイトで本格的なペーパークラフト素材を公開。車両のほか、ベッドや洗面台まで再現した寝台特急、駅や踏切など、凝った素材が目白押しで、ユーザーを驚かせた。
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