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» 2011年09月30日 19時24分 公開

日々是遊戯:物理エンジン「euphoria」のデモ映像に唖然……これ絶対誰か入ってるでしょ!

今や3Dゲーム開発には欠かせないものになりつつある「物理エンジン」。最近ではキャラクターのモーションにも使われているようです。

[池谷勇人,ITmedia]

どう見ても人間です

「グランド・セフト・オートIV」などで使用されている、「euphoria(ユーフォリア)」というモーション技術をご存じですか? 米NaturalMotion社が開発した物理エンジンの一種で、そのデモ映像がゲームファンの間で話題になっている模様。動画自体はちょっと前のものですが、面白かったので紹介します。

 euphoriaが特徴的なのは、生体力学やAI技術を組み合わせることで、生きているかのような「人間の動き」を自動で生成できる点。動画を見れば一目瞭然ですが、2体の人形のうち、青色の方がeuphoriaエンジンを使用したもの。もう片方がまるで糸の切れたマリオネットのようになってしまっているのに対し、青色の方は本物の人間としか思えないような動きを見せてくれています。

左の青い人形はeuphoriaエンジン使用、右側は通常の物理演算で制御されています

 加えてこのeuphoriaエンジンでは、周囲の状況に応じて自然なリアクションをとることも可能。銃で撃たれれば、撃たれた場所を押さえながらよろよろと後ずさり、高いところから落ちれば、なんとかバランスを取って立ち上がろうとする。後ろから連続で力を加えられるシーンでは、心なしか「ちょっ、やめろって、おい、やーめーろーよー」といった声が聞こえてくるようです。いやこれ、絶対中にスーツアクター的な人が入ってるでしょ!

上からブロックが落ちてきてヨロヨロ。ちゃんとブロックの方を見てるところがスゴい
後ろからツンツン押されて、思わず「やーめーろーよー」となっているところ

 この技術はすでに「グランド・セフト・オートIV」のほか、「レッド・デッド・リデンプション」や、アメフトゲーム「Backbreaker」などで使用されているとのこと。例えば「グランド・セフト・オートIV」の場合、大量に存在するNPCすべてにモーションをつけていたら膨大な手間がかかってしまいますが、これならモーション作成の手間もかからず、なおかつ状況に応じて自然なリアクションを実現することが可能。倒れ方ひとつとっても、撃たれた部位や、力の加わった方向に応じて違ったモーションが生成されるため、毎回同じような倒れ方で興ざめしてしまう……といったこともありません。現在はまだ一部のタイトルでしか使われていませんが、未来を感じさせるユニークな技術と言えそうです。

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