すいません、わたしは“ユル鉄”でした――「ブルトレ超会議号」のカオスぶりをお伝えしようじゃないか:ニコニコ超会議(1/3 ページ)
4月28日、29日に開催された「ニコニコ超会議」に合わせて、特別仕立ての寝台特急「ニコニコ超会議号」が運行された。テツな筆者は、それは楽しみにこの日を迎えたのだが、あまりのカオスぶりにたじろぐばかりであった……。
大阪→上野の寝台特急「ニコニコ超会議号」
“ブルートレイン”といえば寝台特急の代名詞だろう。最近は銀色だったりベージュだったりの寝台特急もあるのだが、寝台特急全盛期を子どもの頃に経験したわたしとしては、寝台特急は青である、という認識が正しいのだ。そんな“王道の寝台特急”が特別編成として、ニコニコ超会議に合わせて運行された。その名も「ニコニコ超会議号」。ヘッドマークまで作って走らせるというから、取材に行くと決まった日から、楽しみで楽しみで仕方なかった。
ニコニコ超会議号のルートもまたこれが、大阪から湖西線、北陸本線、信越本線を通って長岡まで行き、そこから折り返して上越線経由で上野に至るという、マニアにはたまらないルート。なぜかというと、2010年3月に寝台特急「北陸」が廃止されて以来、上野から北陸本線に至る寝台特急は走っていないのだ。ちなみに今回の旅のプロデュースをしたのは、鉄道ファンにはおなじみのミュージシャン、向谷実さん。路線の選択がさすがだ。
さて、ニコニコ超会議号である。列車は午後5時49分大阪発。その8分前の5時41分に入線する。入線時刻に合わせて大阪駅10番線に行ってみると……。いきなりコレだった。
まるで“葬式”(注:列車が廃止される日のことをマニアではそう呼ぶ)があるかのような人込みだ。ツアーに参加して列車に乗る人は130人程度。もちろん、それ以上の人数が集まっている。それにしてもどこから来たのか分からないが、かなり多数の撮りテツな方々が集まっていた。
人だかりにたじろぎつつも、しかしわたしも列車を撮影するという仕事があるのだ、と思い直して人込みの中に。とてもじゃないけど入線側では撮影できそうになかったので、反対側のホームに行くことにした。それでようやく撮影できたのが、これ。
では入線のシーンをお楽しみください。
一応資料として残しておくために編成を書いておこう。どこかにもう載ってると思うけど。すべて青森車両センター所属の24系である。
EF81 108−カニ24 23−オハネフ25 205(金帯)−オハネ25 210(金帯)−オハネ24 3−オハネ24 19−オハネフ24 10(金帯)
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