今度はあの名探偵とコラボ、「カフェ・ポアロ」で紳士な夜を過ごしてきた

早川書房と、カフェ・クリスティのコラボ企画第4弾が展開中。今回はアガサ・クリスティーの小説に登場する名探偵「エルキュール・ポアロ」とコラボしたカフェを期間限定でオープンしている。

» 2015年01月26日 13時30分 公開
[宮澤諒eBook USER]

 東京・神田にあるカフェ・クリスティが、アガサ・クリスティの小説に登場する架空の探偵「エルキュール・ポアロ」とコラボレーション。「カフェ・ポアロ」と名前を変え、2月27日までの期間限定でオープンしている。

 カフェ・クリスティは、これまでにも早川書房とともに、「BAR ロング・グッドバイ」、「パブ シャーロックホームズ」、「PKD酒場」といった企画を展開しており、今回はその第4弾に当たる。今回はどんな展示があり、どんな料理を提供してくれるのか、さっそく見ていくことにしよう。

これがカフェ・ポアロだ

カフェ・ポアロ外観
もはや恒例となった、小説の表紙が並んだ窓
表紙もひとつの作品
これは何代目のポアロ?
『白昼の悪魔』と『オリエント急行殺人事件』のポスター。壁に貼られた「り」「え」については後ほど
クリスティーとその孫の2ショット写真
アガサ・クリスティー研究家の数藤康雄さんが、クリスティーからもらったという手紙も展示されている
中には直筆のサインが書かれたものも
クリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』で、作中の事件の舞台となったインディアン島の模型
もちろん書籍も購入可能

料理はこれまでで一番本格的

 目で楽しんだ後は、舌でポアロを堪能することにしよう。これまでにも作品にちなんだ料理で訪れた人たちを満足させていたが、今回は特に評判が良いという。中には関西などの遠方からわざわざ足を運ぶ人も。

 また店側も企画を楽しんでいるらしく、すでに次のイベントの詳細が決まるのを待ちわびていると笑顔で話してくれた。

 さて、そんなカフェ・ポアロで記者が注文したのがこちらの料理。

クリスティーの別荘「グリーンウェイハウス」の名前を冠したグリーンサラダ(800円)
『ヘラクレスの冒険』に登場したキドニー・パイ(1000円)。牛の腎臓などを包んで焼き上げた英国の伝統料理で、本来は癖が強い料理だが、食べやすいようアレンジされていた
味はミートソースに近いかもしれない。サクサクのパイと合わさってとても美味しかった
ベルギービール(800円)は、ポアロをイメージしたヒゲ柄のコップで。偶然にも泡がポアロの山高帽のようになった
コースターは全部揃えると、エルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)の名前になる
ポアロの好物といえばホットチョコレート(ココア)。こちらはヒゲ柄のマグカップで提供(600円)
夜のメニューはこんな感じ。値段は少し高めに感じるが、その分、量は多めとなっている
こちらは昼のメニュー。これまでよりも昼に食べに来る人が増えているそう

ポイントカードのデザインまで手を抜かない徹底ぶり

 このほかにも、オリエント急行の乗車券をイメージしたポイントカードや、店内に散りばめられた文字から作品名を推理するゲームなども用意されている。なかなか難易度が高く、正解率はあまり高くないのだそう。チャレンジしてみてはいかがだろうか。

1000円に付き1ポイント、10ポイントでドリンク券がもらえる
裏はこんな感じ
記事の序盤に掲載した写真の中にあった「り」「え」の正体はこちら
付けひげと山高帽でコスプレもできる。男性よりも女性に人気なのだという

 2月7日にはカフェ・クリスティで、数藤さんによる先着30名限定のトークライブも開催予定。クリスティーと会った唯一の日本人といわれる数藤さん。一体どのようなエピソードが語られるのだろうか。応募はカフェ・クリスティの店頭、または早川書房の公式サイトで受け付けている。

カフェ・ポアロ

期間:1月8日〜2月27日

営業時間

 平日 午後5時〜午後10時(ラストオーダー午後9時)

 土曜 午前11時〜午後4時(ラストオーダー午後3時)

休業日:日曜・祝日

場所:千代田区神田多町2-2 第三ハヤカワビル1F


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