宇都宮、餃子日本一から再び陥落 浜松民の餃子愛が勝る
2014年度の餃子購入額で浜松が1位に。「宇都宮餃子日本一奪還計画」続かず。
宇都宮市(栃木)か浜松市(静岡)どちらが日本一となるか毎年注目される、餃子の1世帯あたりの年間購入額。1月30日に総務省の家計調査が発表され、2014年度は浜松市が1年ぶりに1位となったことが分かりました。
2014年度の1世帯あたりの餃子購入額は、浜松市が4363円、宇都宮市が4189円と、174円差で浜松市が首位に。前年度比で浜松市が208円増えたのに対し、宇都宮市は730円も減ってしまいました。3位は2780円の京都市、4位は2720円の名古屋市、5位は2590円の宮崎市。
宇都宮市は2010年度まで14年連続で日本一だったものの、2011年からは2年連続で浜松に1位の座を奪われていました。そこで街を挙げて「宇都宮餃子日本一奪還計画」を展開し、2013年度は見事日本一に返り咲いた(関連記事)ものの、2014年度は再び浜松市が1位を奪還するという結果に。浜松、特に計画とか打ち出さなかったのに強い……!
浜松市のゆるキャラ「出世大名家康くん」はさっそく公式Twitterで首位になったことを報告。「(統計は)お惣菜の餃子購入に限られているんじゃが、浜松市民は餃子大好きなんじゃな〜」と餃子の街であることをPRしています。
一方で「宇都宮餃子日本一奪還計画」Webサイトも「宇都宮、届かず2位」と結果を速報。同サイトを掲載する下野新聞もTwitterで「5月と6月の大失速が響きましたね。何か季節的な理由があるのでしょうか?」と敗因を分析しつつ、浜松市が1位で盛り上がっている様子を取り上げ「華やかです。おめでとうございます!」と祝しています。
とはいえ2位と3位には1300円以上の差があることから、トップ2の餃子好きを改めて思い知らされる統計でもありました。一昨年のように宇都宮市はまた奪還計画を発動させるのか……今後も餃子の街の動きに注目です。
(黒木貴啓)
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