Googleの囲碁ソフトがプロ棋士に初勝利 アマチュアレベルからの飛躍的な進歩に驚きの声
囲碁ソフトがプロに勝つのはまだまだ先になると言われていました。
» 2016年01月28日 13時45分 公開
[たろちん,ねとらぼ]
Googleの人工知能研究グループDeep Mindが開発した囲碁プログラム「AlphaGo」が、プロ棋士と対局して勝利したことを科学雑誌「Nature」の論文で発表しました。囲碁ソフトが人間のプロ棋士に勝利したのは初めてのこと。
対局の模様などの動画も
「AlphaGo」はコンピュータが自ら学習する人工知能技術「ディープラーニング」を囲碁に応用して強化されたソフト。中国出身のプロ棋士でヨーロッパの囲碁チャンピオンとして活躍するファン・フイさんと対局し、5戦全勝という結果を出したそうです。
既にコンピュータがプロと互角以上の実力を持つ将棋やチェスと比べて、これまでの囲碁ソフトは最強とされるものでもアマチュア有段者クラスの実力。盤面が広く打つ手の選択肢が膨大で「王将を詰ます」といった明確なターゲットもない囲碁はコンピュータの苦手なゲームだとされており、近年の急成長を考えてもプロと対等に戦えるのは10年は先ではないかといった見方が強くありました。そのため今回の「AlphaGo」の登場は、多くの囲碁ファンや関係者に衝撃を与えています。
さらにAlphaGoは3月に韓国のイ・セドル九段と、賞金100万ドルをかけたチャレンジマッチを行うことも発表しました。今回対局したファン・フイさんは中国で二段の実力でしたが、イ・セドル九段は囲碁のレーティングで世界5位に位置する人類トップクラスの実力者。彗星のごとく現れた最強囲碁ソフトが、人類トップの頭脳とどこまで渡り合えるのかにも注目が集まっています。
(たろちん)
advertisement
関連記事
- 電王戦最終局、AWAKE側が開始49分でまさかの投了 電撃的幕切れでプロ棋士側が初勝ち越し
最終局でまさかの大ハプニング……! - テキサスホールデム(ポーカー)の必勝プログラムが完成 ついに不完全情報ゲームでもコンピュータが人間を上回る
人工知能の歴史がまた1ページ更新された。 - まさにぷよぷよ界の「電王戦」? ぷよぷよ人類トッププレイヤーと最強AIの対決がアツい
最強AI開発者「2015年中に人類を終わらせる」。 - プロ棋士の裸が透けて見えるだと! 愛され囲碁ガールのための雑誌「碁的」の妄想対局がすごい
もしテレビに映っているプロ棋士(男性)の服が透けて肌が見えたら→実現しました。 - “電王”の称号は「Ponanza」に 「第3回将棋電王トーナメント」で逆転勝利
最強のコンピュータ将棋ソフトを決める大会でnozomiと決勝を争ったPonanzaが優勝し、「第1期電王戦」でプロ棋士と対局することになった。 - 広岡浅子は囲碁も強かった! 豪腕の女性経営者 VS. 日本囲碁界の母の対局再現が熱い
大隈重信とも打っていたのだとか。 - ニコ生初! 現役囲碁棋士による棋譜解説付き「ヒカルの碁 名局鑑賞会」
ゆかり先生も登場。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
-
「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
-
部屋中に“まさかの原因”で「虫が大量発生」 松井珠理奈「寝るのも怖い」と自宅で大パニック ファンから対処法募る
-
「価格崩壊ヤバい」 セカストで2150円で買った“破格の掘り出し物”に「やっす……」「こういう事あるんすね」
-
ニトリの“3990円デスク”が在宅ワークにぴったり 収納力抜群のコンパクト仕様に「サスガ、お値段以上」
-
「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
-
「どういう神経してるの」 有名音楽評論家、過去の“万引き”を告白…… 「盗んだレコードで評論とは」批判殺到
-
大谷翔平、“仲間たちとのショット”に反響 幸せそうな表情に「これはすごい!」 妻・真美子さんとの“家族ショット”も
-
ホロライブ・天音かなた、実母が“警察が動く犯罪に巻き込まれていた”ことを明かし視聴者騒然 「泣きながら電話かかってきた」
-
辻希美の高2長女・希空のデビューについて杉浦太陽が語り涙…… 赤ちゃん時代の姿や秘蔵エピソード明かす「そういう世界に入る気ない、と言われていた」
先週の総合アクセスTOP10
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
- 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
- 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
- パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
- アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
- 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
- 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
- PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」