武士道とは……死ぬも俳句を詠むも自由と見つけたり! 侍道を満喫できる浮世絵調RPGがSteam Greenlightに

浮世絵侍が生き生きと動いて戦う!

» 2016年02月24日 19時09分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 侍としての人生を体験できるローグライクRPG「Shigatari」が、Steam Greenlightに登場しました。


「葉隠」の引用に始まり、浮世絵ワールドがフル回転するトレーラー

 インディーデベロッパーのSuperlegitgamesが手がける同作の舞台は、浮世絵調で描かれた架空の江戸時代。登場人物の造形に歌川国芳や歌川広重の作品を用いることで、本格的な時代感を演出。プレイヤーはランダムで自動生成されるマップを舞台に、侍としての一生を自由に送れます。武芸を磨くのも、芸者と遊ぶのも、一般市民を切り捨て御免するのも自由です。


画像 図法は独特ながら、地名は史実に忠実なワールドマップ

画像 僧侶との問答。ことあるごとに会話の選択肢で「Die」を選べるあたりがフリーダム

 戦闘はターン制で、攻防のかけひきが重要なチャンバラが楽しめるもよう。上中下段や八相など5種類の構えも、戦況に大きく影響しそうです。


画像 攻めるばかりだけでなく、「PARRY(弾く)」「DODGE(かわす)」といった選択肢も

画像 成長時は、得たポイントを各種パラメータやスキルに割り振れる方式。自分なりの戦闘スタイルを組み立てられます

 重要なイベントで俳句を詠んだり、切腹でプレイを終えられたりと、日本文化を織り込んだシステムも実装。


画像 画像の俳句を直訳すると、「名誉! 賞賛! 栄光! すべての良きことと 我らは主君Gabenのために存在する」……俳句になっているかどうかはよく分かりませんが、勢いは感じます

 世界観を浮世絵でまとめることで、洋物の和風ゲームにありがちな「勘違いした日本観」からは一線を画した「Shigatari」は、Windows、Mac、Linuxを対象に、今春リリースを目指して開発中。Steam Greenlightからの投票が集まれば、自由な侍道を楽しめる日が来るでしょう。


(沓澤真二)


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