スマホを置けば注文完了 「PaperBeacon」メニューをお台場の「フレームカフェ」で使ってみた
2020年、東京の飲食店の注文の仕方はこんな風に?
帝人と東大ベンチャーのセルクロス、位置情報サービスを提供するタグキャストが共同開発したシート型のビーコン「PaperBeacon」。これを導入したお台場・ジョイポリスにある「フレームカフェ」が、スマホを置くだけで注文できる、近未来感のある空間となっていました。
新宿駅のスマホナビ(関連記事)や、東京メトロの出口案内アプリ(関連記事)など、ビーコンの活用事例が身近に見られるようになってきた現在。フレームカフェは、PaperBeaconと、米Putmenuが開発した10言語対応の飲食店向けオーダーシステム「Putmenu」を組み合わせたシステムを1月から導入しました。
多言語対応から分かるとおり、外国人の利用も視野に入れたこのシステムは、2020年東京五輪に向けた取り組みとして注目されます。なぜ、シート型ビーコンなのかなどは最後に紹介するとして、フレームカフェで実際にスマートなオーダーを体験してみました。
フレームカフェ入り口そばのオープンスペースにある5つのテーブルに、PaperBeaconメニューと対応言語やアプリダウンロードのためのQRコードなどが記されたマニュアルを設置。利用にはアプリのインストールが必要ですが、それさえ済んでいればすぐに注文可能。ファミレスや居酒屋のようにボタンで注文を取ってもらうこともなく、料理やドリンクが運ばれてくるのを待つだけのスマートオーダーは外国人観光客にも簡単そうです。
アプリから注文した後、そのスマホをメニューの上に置くとカウントダウンが始まり、20秒以内にキャンセルがなければ注文完了という流れ。それと同時に、どのテーブルからの注文なのかが店側から特定できるようになっています。
一方、厨房(ちゅうぼう)側を見ると、Putmenuの管理用アプリがインストールされたタブレットとワイヤレスプリンタでオーダーシートが出力され、注文内容が確認・処理されています。
カフェを運営するノムラデベロップメントの齋藤有希さんは、「PaperBeaconメニューを目当てに来店する新しもの好きのお客さまもいらっしゃいます。おいしい食事やすてきな夜景とともに、便利さや楽しみも提供するために、新しいものは大歓迎。Putmenuのシステムひとつで会計までできるようになればもっと良いですね」と評価しています。
タグキャストの野崎太樹さんと、富澤智さんに、技術的な部分について聞いてみました。
―― 従来の技術と、何が違うのでしょう?
野崎・富澤 空間に電波が広がる通常のビーコンとは違い、PaperBeaconなら、初めてテーブル単位で座標が取れる、つまり場所を特定してサービスを行うことが可能となりました。
交通系カードなどで使われているNFC(近距離無線通信)だと、iOSでは使えませんが、ビーコンのBluetooth LEなら世界の標準規格ですので、グローバルに普及する可能性があります。
―― 飲食店のオーダーシステムのほかに、どのような用途がありますか?
富澤 まず、教育の分野です。総務省は、2020年までに、生徒1人にタブレット1台の配布を目標としています。自分の机の上のシート型ビーコンにタブレットを置いて、生徒個別のプログラムを表示させることができます。
交通局のサイネージを双方向コミュニケーションにも活用できますね。シート型ビーコンのモジュール1つで、ハガキサイズから大型ポスターまで、さまざまな形状やサイズに対応するので、スマホでタッチするだけで、外国人観光客が好きな言語で内容を理解する、といった活用法が考えられます。
野崎 ユーザーを個別に認識できるのもビーコンの大きな利点です。注文履歴などの統計データを取り、マーケティングデータとして活用できます。現在のオーダーシステムも、将来的にはクーポニングや決済まで含めたトータルなサービスとして進化していきます。
2020年東京五輪の日常は、先端技術でどう変わるのか? お台場のトワイライトを堪能しながら、近未来を占ってみるのも楽しそうです。
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これでもう迷わないぞ。
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